上海市の法輪功学習者 再び懲役4年の不当判決(写真)
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 【明慧日本2014年9月6日】上海市の法輪功学習者・楊曼曄さん(女性)は先月29日、普陀(ふだ)区裁判所で懲役4年の不当判決を宣告された。 楊さんは2000年にも懲役4年を宣告されて拘禁されていた

楊曼曄さん

 先月29日午後1時半、普陀区裁判所で法輪功学習者・楊曼曄さんに対して開廷した。 司法警察員、特殊警察、国保大隊(法輪功迫害の実行機関) 、国保の私服警官、街道弁事処・居民委員会(中国共産党の末端組織)などが法廷の内外に配備されていた。 パトカー、特殊車両、国保の黒い車両が至る所にあり、裁判所の出入り口と道路の向かい側では私服警官がビデオカメラで至る所を撮影していた。

法廷外の警察車両

法廷外の警察特殊車両

法廷外の国保大隊の私服警官

法廷外の私服警官

 裁判所側は、横暴に楊さんの夫と息子の傍聴を拒否した。2人の司法警察員がずっと楊さんの夫と息子を見張っていて、トイレに行くに際しても同行した。楊さんの姑(80代)は「真・善・忍の理念を実行している親孝行な嫁が一体何の法律を犯したというのか?」と訴えたが、法廷から出され、法廷外の階段に半日腰かけていた。それでも私服警官に見張られていた。法廷内は街道・居民委の関係者が傍聴席を占めた。

 裁判の審理中、検察は弁護士に質問されたが回答できなかった。また弁護士は、「邪教を利用して法律執行を破壊した」という罪に対して、一般市民に法律執行を破壊する能力はなく、また、どの法律条文に「法輪功は邪教」だと規定しているのか提示するよう要求したが、検察は提示できなかった。

 裁判官は絶えず弁護士の弁護を中断した。そして裁判所は、楊さんに懲役4年の判決を下した。

 普陀区国保大隊、区内の甘泉派出所国保大隊の警官数十人が2013年10月9日に楊曼曄さんの自宅に進入し、楊さんを逮捕した後、ずっとでっち上げの資料を作成し、判決を下すことを企んだが、普陀区検察院が「証拠不足」で3回拒否したことがあった。

 楊さんは、「真、善、忍」の教えを実践し、迫害の真相を人々に知らせたため、5回逮捕され、懲役刑・労働教養を受けた。何度も家財を押収され、家族は長期にわたって恐怖の中で生活を送り、幼い子供は母親に会うこともままならなかった。

 楊さんは2000年、法輪功の資料を配布したとして懲役4年の判決を下され、転向を拒否したため、9カ月間延長された。その期間、多くの拷問、電気ショック、長時間の労役と体罰を受け、ひざが粉砕骨折となった。楊さんは2005年8月に解放されたが、半年と経たないうちに、普陀区国保大隊に逮捕され(2回目)、上海市青浦労働教養所で1年6カ月間、迫害を受けた。2009年6月、楊さんは逮捕され(3回目)、留置場で1カ月間迫害を受けた。2009年の年末、普陀区国保、610弁公室が楊さんを逮捕し(4回目)、洗脳班で転向させようとした。

 2013年10月9日、楊さんは再び逮捕されたという(5回目)。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/2/296808.html)
 
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