明慧法会|心を尽くして真相を伝える(二)
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文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2014年9月12日】(前の文へ次の文へ

 雪や雨が人を救い済度することを阻むことはできない

 冬、雪が解けた後は道が凍って鏡のようにつるつるになります。坂の上にある家を訪ねて、真相を説明すると、その家の人は、すぐ三退を表明し、私は自信がつきました。その後、連日の雨で、村の道は全部ドロドロになりました。膝から下は泥で汚れ、私は疲れて、お腹もすいてきて、なんと大変な事だと感じました。しかし師父は衆生のためにどれほどの苦難を引き受けていらっしゃるでしょうか? 私のこれぐらいの苦労など、たいしたことはありません。

 ある山に50数戸くらいの小さい村があります。その村に行く前夜、雪が降ったばかりで、山には人の足跡が一つもありませんでした。山を登り半分の所まで来ると、道は三つに分かれ、私は頂上に着いてから道を間違えてしまった事に気が付きました。もとの場所に戻るのは時間がかかると思い、横に行くことにしました。雪道は滑るので、鞄を前に投げては、草を掴みながら前に進み、心の中で師父の『洪吟』を念じました。「大覚は苦を畏れず 意思は金剛より鋳られる 生死に執着無く 坦坦たり正法の路」[2]

 すると全身が熱くなり、力が付きました。村に着くと、私は村の皆に真相を伝えました。彼らは三退を表明し、どこかの宗教の信者も脱党を表明しました。村の何人かの年寄りたちは非常に感激し、私を引き止め、食事をしていくように誘いましたが、私は断りました。

 村の警察に連行された後、再び村に戻る

 去年のお正月前、雪が降ったので、「人々はみな出かけないから、これは真相を伝えるのには絶好のチャンスだ」と思い、出かけました。私は朝から一軒一軒と訪ね、60代の男性が脱党を表明しました。彼は小冊子を受け取ると、「待って、他の人を呼んでくるから」と言いました。

 しばらくすると、その男性は村の治安の人を連れて来ました。私は真相資料を配りながら、彼らに「あなたたちは村の全員の命に責任を負わなければなりませんよ」と言いました。彼らは私のかばんを奪い、村の委員会に連れて行きました。私はそこにいた村民たちにも真相を伝えました。しばらくすると警察の車が来て私は連行されました。私は車の中で若い警官に「中国共産党はもうだめですよ。天が共産党を滅すから、誰もその事を阻むことができません。大法弟子を保護して下さい。時間が迫っています。人を救うことを邪魔すると、大淘汰が来てしまったら、その時に後悔しても、もう遅いのです」と言いました。

 警察署に入ると、その若い警官は水やリンゴを持ってきました。私は飲まず、食べませんでした。寒い日だったのですが、私はぽかぽかと温かく、顔が赤くなっていました。十数分後、ある警官が、「おばあさん、帰ってもいいです。これは上からの指示です」と言いました。私は「あなたたちはみな良い人です。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を是非覚えてください。この最高の佛法さえ覚えていれば、この法はあなたたちを保護することができます」と言うと、彼らは「これからも安全に気を付けてください」と言いました。

 その村の村民は私が連行されたのを見たので、村民達に誤解を与え、今後の真相伝えに良くないと思い、村に戻ることにしました。村に行く途中、バスの中で、私はたくさんの乗客に大声で天安門焼身自殺事件の真実を話しました。ある乗客は「なんと大胆な! 警察に捕まる事が恐ろしくないのか?」と言いましたが、「私は警察署から出たばかりです。彼らは良い人を捕まえませんよ」と答えました。

 村に到着して、委員会に戻ると、多くの人たちはまだ皆そこにいました。私は皆に「怖がらないでください。検挙されても心配は無用です。警察はみな法輪大法が良いと分かっていますから、捕まらないですよ」と言いました。するとそこにいた一人が「法輪功はやっぱりいいものです」と言いました。私は、先程、私を検挙した人と治安の人たちを見つけ、真相を伝えました。すると彼らは頭を下げました。こうして、私は村に行って、再び真相を伝えました。

 この3年間で、農村に行って妨害されたのは、今回だけでした。私は内に向けて探しました。村に行く前の晩、同修が私にDVDを求めたのに、私はDVDを渡さず、彼女は怒ってしまい、私も怒りました。この妨害は、衆生を救い済度する時であっても、他人の事をまず考えず、己の事を考えたからだと私は分かりました。

 「お婆ちゃん、あなたの素晴らしい話に感心しました」

 去年の夏、あまりにも暑いので、人々はみな外で、麻雀をしたり、トランプをしたり、おしゃべりしたりしていました。私は街頭で真相資料を配り、街をゆく人たちに真相を伝え、三退を勧めていると、少し離れた場所にいた人たちが私を呼び、私が話しに来るのを待っていました。

 一人が私に「おばあちゃん、こんなに暑い中、いったい何のために、そんなに汗をいっぱいかいているの? 昼間から道端で共産党がもうだめだとか言うなんて、牢屋に入れられる事が怖くないのかね? 私はお婆ちゃんの勇気に感心する」と言いました。私は「この数年間、皆さんのために苦労してきました。とても一言では言い尽くせません」と答えました。私が『洪吟三』の「世人に贈る」と「真相を探して」を朗読すると、それを聞いた皆の目が大きく開きました。すると先程の彼は「これらの詩の意味は奥が深い。こっちに座って、僕たちに詳しく話してくれませんか?」と言って、私に椅子を譲りました。

 私は、「家には家のルールがあり、国には国の法があります。どうして地球と呼ばれるのでしょうか? 私たちは宇宙の最も下の次元にあります。天の外には天があり、人の上には人があり、人の脳は30%の知恵しか開くことができません。高次元の人の知恵は100%開いていますから、神と呼ばれるのです。この茫々たる宇宙には必ず阻むことができない法則があります。真・善・忍は宇宙の最高の佛法であり、この法は人類の次元では法輪大法と呼ばれています。この最高の佛法である真・善・忍がよくないと思っている人は、淘汰された後、残れるでしょうか? これがどうして『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と覚える必要があるかの理由です。また、なぜ三退したら命が安全になるでしょうか? 時代は天によって定められ、終りの時期が必ずあり、民の心を得る人は天下も得ます。古から今日までだれでも人を殺したら、必ず命の代償を払います。個人は人を殺したら、個人は命の代償を払い、組織は人を殺したら、組織の皆は命の代償を払います。共産党は八千万人の国民を殺害したので、共産党もその代償を払わなければなりません。毛沢東、鄧小平、江沢民らは共産党と結託して、天法に罪を犯し、法輪功学習者の臓器を狩り、暴利を得ました。人の行動を天は見て帳簿に記録します。貴州省の巨大な石の断裂面に「中国共産党亡」という六文字が現れました。私たちの年収は汚職官僚の一回の食事代、一回の女遊び代にも足りません」。私を「お婆ちゃん」と呼ぶ人は言いました。「その通りです、感心しました。私はこの滅ぶべき党から脱退します」と言うと、周りの人々も皆三退を表明し、DVDと小冊子を受け取りました。

 師父は常人の口を借りて私を励してくださった

 ある日、家に帰るバスの中で、ある若い夫婦が実名で三退を表明し、他の8人も皆三退を表明しました。

 翌日、郊外に住む同修が私に用事があり、私は同修のところに行かなければなりませんでした。しかし出かける前、私は疲れて、頭痛がしていました。私は「イエスは人間を済度するため、人間に十字架にかけられました。師父はこの旧い法理を変えられます。師父が認めないものは私も認めません」と考えました。私は正念を発し、頭痛の妨害を取り除くと、頭がすっきりしました。

 同修の家に行くバスの中で、昨日三退した若い夫婦に再び会いました。そのご主人は私を手伝い、真相を話して運転手さんに三退をしてもらいました。私の勧めにより、他の5人も三退を表明しました。私が下車するとき、そのご主人は「おばあさん、あなたは今日、功徳無量です」と叫びました。常人がどうして、このような話ができたのかと私は同修に聞いてみました。同修は「師父が常人の口を借りてあなたを励ましていらっしゃるのです」と言いました。

 『九評共産党』を配る

 同修が『九評』を作るのは簡単ではありません。私は『九評』が家の中にたくさん溜まったら大変だと思いました。ある時、座禅をしていると、自転車に乗って道に沿って三退を勧めながら『九評』を配ることを考えました。これは師父のお導びきでしょう。

 翌日のお正月の6日目、私は自転車で農村へ行きました。途中、オートバイや手動電気車などに出遇うと、私は「お兄さん、新年おめでとうございます」と話しかけました。多くの人は運転を止め「あなたが誰だか忘れました」と言いました。私は「遠い昔のときに知り合い、今、天の秘密をあなたに伝えます」と答えました。そして真相を伝え三退をしてもらうと、私は『九評』を贈り、「これは真実の歴史の本です。多くの人に読んでもらってください。幸せになりますよ」と言いました。路上で散歩している人に出会うと話しかけ、真相を伝えました。

 このように、私は自転車でいっぱい走り、20冊の『九評』を配りました。その帰り、あるでこぼこの道で手動の電気車が来て、上には5人乗っていました。私は若い運転手さんに話しかけると車を止めました。真相を伝えると、運転手さんは知らない人の話を聞きたくないので、車を出しました。車の上にいる人たちは手を出して、『九評』をもらおうとし、私は自転車で追いかけ、その後『九評』を持って走り、車へ投げると、彼らにしっかり届き、嬉しくて皆笑いました。これらの人たちが『九評』を手に入れる事はどれほど困難な事でしょう? 私は息を切らしながらも、うれしくて顔がほころびました。この日は30人が三退を表明しました。

 (続く)

 注:

 [2] 李洪志師父の詩:『洪吟二・正念正行』

 (明慧ネット第10回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/22/282159.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/12/18/143727.html)
 
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