【明慧日本2014年9月22日】湖南省チン州市の法輪功学習者・李占鮮さん(62歳男性)は先月21日、610弁公室の警官に連行され洗脳班に送り込まれた。李さんは断食をして、不当拘禁および洗脳を強要されていることに抗議したが、解放されなかった。
610弁公室は中国共産党が法輪功迫害のために、違法に設置した組織である。610弁公室はいわゆる「法制教育」をするため、多くの洗脳班を置いた。610弁公室の警官は法輪功学習者を連行し、洗脳班に送り込み、さまざまな手段を使って、学習者を「転向」させようとした。
李さんはエアコン設備工場の元職員。法輪功を学ぶ前の李さんはいろいろな病気を患って苦しみ、若いのに老人のように弱っていた。1994年、法輪功に出会った李さんは法輪功を学び始め、健康を取り戻し、若々しくなった。
しかし、1999年7.20から、共産党政府は法輪功への弾圧を開始した。李さんは法輪功を学んでいるとして、さまざまな迫害を受けた。
1999年7月、チン州市公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官数人が突然、リストラされて本屋を経営している李さんの書店に侵入し、法輪功の関連書籍数千冊、預金通帳を押収した。
2000年2月、警官は李さんの自宅に行き、李さんを連行して羅糸嶺留置場に67日間拘禁した。留置場で李さんは入所者に頭から冷水を40分間かけられ続け、苦しめられた。
2004年4月19日午前9時、李さんは公園で身分の知らない人に連行され、桂陽党校に送られた。党校で李さんは手かせ足かせをつけられ、5日間睡眠を許されず、尋問に答えることを強要され拷問された。同年11月15日、桂陽裁判所は証拠不足のまま、李さんに懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡した。
2011年5月13日午後、南塔派出所の警官が李さんの自宅へ行った。警官は李さんの自宅にパソコン、プリンタがあるとの理由で李さんを連行し、市留置場に拘禁した。留置場で断食して迫害に抗議した李さんは、強制的に不明薬物を注射された。そのため、解放された李さんはいつも日中に強い眠気が起こり、頭痛、記憶力低下などの症状が数カ月間続いた。
今年8月21日、李さんはゴミを捨てるために家から出たとき、待ち伏せしている警官に暴力を振るわれて連行され、北湖区党校洗脳班に送り込まれたという。