明慧法会|師父のお話に従い 真に修める大法弟子になる(二)
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文/河北省の大法弟子 修心

 【明慧日本2014年9月26日】

 二、使命を果たし、衆生を救う

 師父は次のようにおっしゃいました。「大法弟子にとって、自らの使命を果たし、自身の修煉の境地で救い済度すべき生命を救い済度し、人間からあなたが救い済度しようとする生命を解脱させ、大法弟子の責任を遂げ…」[3]

 仕事の環境を利用し、真相を伝え

 私は教師をしています。もちろん授業は真相を伝える場となり、衆生を救う良い環境であります。私は学期の初めに学期ごとの授業計画をたてる時に、伝える真相も計画し、どの資料をどこの授業内容に入れるべきかを考えます。そして、事前に資料を準備し、実際に授業の中で、これらの資料の内容を自然に教科書に関係する部分に入れて話します。事前に準備したため、伝えるべき事はもれなく伝えることが出来、効果も抜群なのです。そして、順序良く話していることもあり、生徒たちも受け入れやすいのです。

 もちろん、時には実際の状況に応じて調整を行うこともあります。例えば、あるクラスでは、最後の何回かの授業で大法についての真相を伝えようとしました。しかし、ある時授業の中で、ある生徒に何か答えてもらおうとしたら、この生徒が突然大法の悪口を言い始めました。私はこの機会を利用してクラス全員に私の大法に対する考えを伝え、生徒たちに真相を理解してもらいました。

 毎回、生徒に真相を伝える時には、自分の価値観を生徒に押し付けるようなことはしません。いくつかの問題を出して、自分たちで考え、正しい結果を出してもらっています。例えば、法輪功の話をすれば、生徒たちはすぐに「天安門自殺事件」を思い出します。私はそこから、天安門の自殺は嘘であり、この事件には多くの疑問点が残っているというように、生徒たちにこの事件の真相について、自分で考えてもらいます。例えば、小さな女の子が気管手術をしたのにもかかわらず、4日後に記者の訪問に明るい声で答えられ、歌うこともできていることはおかしいと思いませんか。家に帰って親や医者に聞いてみて下さい。医学の常識に合うでしょうか。そして、王進東という男は、服は焼かれていたのに、足の間に挟まれていたガソリンが入ったペットボトルの形すら崩れていません。家に帰って実験してみてください。空きペットボトルを見つけ、ガソリンを入れずに、そのまま火で焼いてみてください。そうすれば、形が変わるかどうかが分かります。常識に合うでしょうか。このような事を話すと、生徒たちは彼らなりに考えるはずです。そして大法は本当にメディアの報道通りならば、なぜこれほど多くの人が修煉しているのか。なぜ百カ国以上に広まっているのか。なぜ中国でのみ迫害されているのかなどと、生徒たちにもっと深く考えてもらいます。

 真相の説得力を増すため、時に私は、生徒に直ちに関係のある資料を探してもらいます。例えば、法輪功と口にしただけで、直ちに「邪教」という生徒がたまにいます。これを機に「では、携帯を出して、公安部門が定めた邪教に何があるのかを調べてみてください」と、その生徒に言います。資料が出ると、クラス全員に聞こえるように読んでもらいました。これで、みんなは公安部門が定めた邪教に法輪功は含まれていない事がわかりました。では、誰が法輪功を「邪教」と言ったのでしょうか? とさらに真相を詳しく話していきます。これは江沢民が法輪功を迫害するために言っただけで、法輪功が「邪教」であるという言葉は、 中国のどの法律にも書かれてないのです。このように、生徒は法律の面から、法輪功を迫害することは違法であり、江沢民は近いうちに必ず法の制裁を受けることになると認識することができます。

 真相を伝える事の効果を上げるため、毎回、私は授業を工夫し、事前に準備を行います。面白く論理的なお話などをし、また彼らと軽いゲームをしたり、時には実験したりする事で、生徒たちは私の授業が好きになります。そうして私は真相を伝えるための基盤を作り上げていきます。私の観点に反対し、不満を持っている生徒もいますが、私を尊重し、敬意を払っているので、彼らは授業中では何も言わず、ほかの生徒に真相を伝える事を妨害しません。彼らは休み時間になってから私と単独に交流したりします。そこで彼らは自分たちの疑問や考えを言ったりし、私もできる限り彼らにわかるように答え、彼らの疑問を解いていきます。

 すべての生徒に対し、私は公平に見ており、少しも偏見を持ちません。私は、彼らに関心を持ち、誠実であり、彼らにとって私は信用できる先生だと認識されています。彼らは誰にも言いたくないことも私に相談し、私はこの機会を利用して、もっと深く真相を伝え、三退を勧めます。ある女子生徒はクラスでは仲間外れにされ、皆に嫌われていました。彼女に真相を伝えないほうが良いという生徒までいて、上司の所に行って密告するかもしれないと注意までされました。これを聞いて、私も躊躇し始めましたが、やはり彼女を救いたいと思いました。私の心を見た師父は機会を設けてくださいました。ある時、彼女が授業に来なかった事があり、授業が終わると、私は彼女が心配で電話をしました。電話の向こうで、彼女は「高熱が出て、もうだめかもしれない」と気力のない声で言いました。寮には自分しかおらず、動く力もないらしく、すぐに医者を呼ぶと言った私を彼女は「もう医者に診てもらい、薬も飲んだ。少し横になれば治る」と止めました。そして「昔からの病気で、大丈夫だ」と言いました。

 私は電話を切り、彼女の寮に向かいました。私は彼女にお湯を沸かして飲ませ、彼女の同室の生徒が帰ってくるまでずっと彼女に付き添っていました。それからというもの、彼女はよく私に話しかけ、悩み事も相談してくれるようになりました。私自身も元々体が弱く、とても苦労していましたが、法輪大法を修煉してからは、体が健康になっただけでなく、元気で明るく、何事もポジティブに考えるようになれたと彼女に話しました。こうして、このような話し合いの中で、彼女に大法の素晴らしさを知ってもらい、真相を理解してもらう事ができました。

 ここ何年間で、生徒に真相を伝える中で、私は法を勉強する重要性を感じました。しっかり法を勉強したとき、私は正念が強く、いくつかの言葉で生徒の心を動かせることができ、生徒達も真剣に私の話を最後まで聞き、賛同してくれて、とてもうれしそうに見えます。授業が終わると、興奮する生徒もいて、私の前に来て大声で「法輪大法は素晴らしい」と叫ぶ生徒もいれば、黒板に「法輪大法は素晴らしい」と書く生徒もいます。また、法輪功のDVDを見て、とてもとてもきれいだったと教えてくれる生徒もいました。これらの生命が真相を理解できて、救われることに喜びを感じています。しかし、気を抜いたり、真剣に法を勉強していなかったりしたときは、たくさんの人心が表れ、恐怖心が特に重く、準備した内容を思い出せず、生徒も反対してきたり、真相を受け入れなかったりし、私の心も動揺してしまい、真相を伝える効果も大幅に減ってしまいます。師父はこのようにおっしゃいました。「法の勉強はやはり最も重要で、最も重要なことであり、あなたが行なおうとするすべての根本的な保障なのです」[4] これからは法を勉強することを重視し、真剣に勉強していきたいと思います。

 姪っ子からの突然の招待

 ある日、仕事をしていると、突然県外の姪っ子から「おばあちゃんがあなたに会いたいと言っています。早く来てください」と電話がかかってきました。私は「仕事が忙しいので、時間があれば必ず行く」と伝えましたが、姪っ子は「今週の日曜日は来られませんか? おばあちゃんは今すぐあなたに会いたいそうです」と言います。私は電話の向こうの姪っ子の切羽詰まった声を聴いて、そこの親戚たちは救われるのを待っていることに気づきました。ちょうどこの日曜日は仕事がなく姪っ子のところへ行けそうです。私は「わかりました。日曜日に行きます」と答えました。

 日曜日の朝早く、私は叔母、従弟夫婦と姪っ子へのお土産と、事前に準備した神韻のDVDとその他の真相資料を持って、姪っ子の家へ長距離バスに乗って行きました。お昼に姪っ子の家に着き、家に入ると、リビングの中央のテーブルいっぱいに並べてある料理が目に入りました。叔母と姉夫婦はすでに私を待っていました。私を見るなり皆とても喜んでいました。従弟夫婦の、以前と何も変わっていないという言葉をきいた後、私はすぐに彼らに体の調子が良いのは法輪功を修煉しているからと言い、姉夫婦は賛同し、自分も勉強したいと言っていました。

 叔母はメディアのでたらめな宣伝に深くはまり、大法に反対する意見を抱いています。私は自分がどのように変わったのか、悪党がどれほど最悪であるか、どのように八千万人の中国人を殺したのか、また、彼女自身に今まで経験してきた文化大革命などを思い出してもらうなどと、根気よく彼女に話しました。充分に時間をとる事ができたこともあり、ようやく叔母は真相を理解しました。その日の夜、私たちは神韻の演出を見て、また、従弟夫婦に時間があれば見てもらおうと、『明慧十方』のDVDを渡しました。叔母は自分は何ももらっていないと言いました。私は彼女にお守りをあげ「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」を覚えるようにと告げました。

 叔母の部屋の窓台に33センチメートル程の悪魔の像が置いているのを見た私は、この像は害にしかならないし、この悪霊にこれ以上お供えしないで早く壊したほうが良いと、おばに言いました。何年もお供えしてきて、壊すなどとんでもないという彼女の言葉を聞き、私は彼女の別空間のすべての邪悪な要素を排除し、共産党の悪霊も消し去り、そして、師父にご加護を求めるため発正念をしました。すると彼女の家を出る時、叔母はその像を処分していいと言いました。彼女の背後にある悪霊を取り除くことができたことを心の中から師父に感謝します。

 姉婿の突然の訪問

 姉と姉婿は年を取ったため、あまりうちに来ません。来る時は農作業があまり忙しくない時に二人で来ます。しかし、ある時、農作業が忙しい時期なのに、姉婿が一人で来たので、私は驚きました。「何か用事でもあるのか」と尋ねると、彼は恥ずかしそうに「家を改装するため、私にお金を貸してほしい」と頼んできたのです。姉に私から借りるなと言われたため、一人で来たそうです。姉婿は金銭的な事を重んじ、誰と付き合うにしても、うまい汁を吸おうとします。これより前に、私は二度も彼にお金を貸しましたが、いまだに返してもらっていません。前回来た姉に、彼にはお金を貸すなと言われましたが、自分は修煉者であるため、彼を詮索すべきではなく、彼の生活も確かにそれほど裕福ではないと思い、私はお金を貸してあげました。彼は私がこれほど快く同意するとは思わなかったらしく、彼はとても喜び、私は他の人とは違うと言っていました。

 私はこの機会に真相を伝えようと「自分は法輪大法を修煉しているからこうした」と彼に教えました。大法を修煉する人たちは他人の気持ちを最優先にしているのです。彼は頭を強く縦に振りながら、「はい、はい、はい」と答えました。それは心の中から賛同しているのだと私はすぐにわかりました。前に彼に真相を伝えるときは悪党の味方をして私に反対し、何も信じないと言っていました。姉からも悪いことをするかもしれないから、これ以上何も言わないほうが良いと言われました。なぜなら、家の中で、私を警察に通報すると宣言していたからです。今日の彼の態度はすっかり変わり、まるで別人のようです。党員になったことはないかと聞くと、赤いネクタイをつけたことがあると答えてくれました。では、共産党から脱退しましょうと勧めると、彼は潔く、「うん、うん、脱退する。脱退する」とうなずきました。私は一つの生命が覚醒したのを見て、心から喜びを感じました。

 私は内向的で、あまり他人と付き合うことを好まず、そして仕事も忙しいため、普段はあまり親戚や友達とは会いません。しかし、この二度の出来事は私の観念を変えました。彼らも救われるのを待っているのです。私は休暇を充分に利用し、親戚や友達に会いに行きました。

 常に真相を伝える

 出かけるたびに、何をしようと、常に神韻のDVDとネット突破ソフトのCDを持ち歩き、機会があれば縁のある人に配ります。人を救う心があるため、師父は縁のある人を私の前まで導いてくれます。ある時、自転車を漕いでいると、女の子にある英語を教える先生の家を尋ねられました。私は、申し訳ないですが、この近所に住んでおらず、その先生の事も知らないと彼女に伝えながら、鞄から神韻のDVDを取り出し、「あなたは英語を勉強しているの? じゃあプレゼントをあげよう。この中のナレーターの英語がとてもうまいよ」と、彼女に渡し、彼女は嬉しそうに、「ありがとう! ありがとう!」と受け取りました。また、彼女に神韻の宣伝チラシを配ると「これは紹介です、見て下さいね」と伝えると、彼女は再び感謝を示しました。

 またある時、あるレストランでお昼ご飯を食べ、出るときに、ある女性が礼儀良く私のためにカーテンをあげてくれました。私は、カバンから神韻のDVDを取り出し、彼女に贈り感謝を表しました。恥ずかしそうに彼女はまたすぐに私に感謝しました。

 私は普段見知らぬ人に真相を伝えたり、資料を配ったりするときは一人でします。しかし、同修の交流文章を読んで、私は同修との差を感じました。私はいつも自問します。なぜ自分は同修のようにたくさんの人の前で堂々と真相を伝え資料を配れないのだろうかと。その答えはとてもわかりやすく、自分にまだ多くの人心が残っているからです。例えば、恐怖心、心配性、面子を重んじる心などです。これらの心を否定し、自分ではないと否定し、私は実践のなかで自分を磨くことを決心しました。

 ある日、私は桃を買いに出かけました。桃を売っている人のそばにはスイカや野菜を売っている人たちもいます。桃を買い終えると、私はカバンの中から神韻のDVDとチラシを取り出し、桃を売っている人に渡しました。この時は他人から避けていませんでした。すると、スイカを売っている男性が自ら私に手を振り、自分にも一枚渡してほしいとのことでした。このことがとてもうれしくて、同時に恥ずかしかったのです。なぜなら、衆生は私が救う対象であるのに、自分は緊張しながら衆生を避けていたからです。真相を伝えることは難しいことではなく、人心が自分を妨げ、たくさんの縁のある人たちを見過ごさせているのだとわかりました。

 次元に限りがございますので、同修たちの慈悲なる指摘をお願いします。

 合掌!

 (完)

 (明慧ネット第十回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 注:

 [3]李洪志師父の著作:『各地講法十一』「二十年説法」

 [4]李洪志師父の著作:『各地講法十一』「大法弟子は必ず法を勉強しなければならない」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/10/282142.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/11/20/143324.html)
 
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