遼寧省の法輪功学習者12人 罪を着せられる(写真)
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 【明慧日本2014年9月29日】遼寧省本渓市の明山区裁判所は、1年以上拘禁された法輪功学習者12人に対する裁判を開廷した。その期間、李純正さん(47)は8月31日に迫害されて死亡した。

 法曹機関が12人の学習者に罪を着せる

 明山区公安局支局の警官は昨年4月25日、法輪功学習者17人を強制連行した。そのうち12人に、地元検察院が不当判決を宣告した。

 学習者らが拘禁されていた1年5カ月の間、法曹機関が収集したいわゆる「証拠」は検察院から2回返され、裁判所から検察院までも1回返されたという。また、地元の裁判所は十数人の弁護士による連名での『案件撤回の意見書』を3回も却下し、不当に開廷した。

 明山区裁判所は6月3日に学習者12人に対して開廷し、十数人の弁護士も本渓市に集まった。開廷前、裁判所側は急に弁護士にセキュリティチェックを要求し、さらに抵抗した弁護士に暴行して罵声を浴びせた。弁護士は「法律では、弁護士はセキュリティチェックを免除できると定められています。このような違法行為には決して協力しません」と主張した。学習者らは弁護士がいないのを見て同じく開廷を拒否した。その結果、当日の開廷はやむを得ずキャンセルされた。

十一位辩护律师合影
11人の弁護士

 7月、地元裁判所は弁護士団の力を恐れ、12人の学習者に別々で開廷することに決めた。

 8月31日、学習者・李純正さんは迫害されて死亡した。

 現在、ほかの学習者の裁判の状況は、于立新さん(開廷された)、李毅さん(開廷された)、孫玉霞さん(確認待ち)、高崇さん(確認待ち)、ほかの4人はまだ開廷されていないという。

  弁護士・董前勇さんは「李純正さんが亡くなったことに対し、心が痛みます。李さんの家族はどれだけの苦しみの中で毎日を送っているのかを考えられません。 国保大隊(法輪功迫害の実行機関)がもう悲劇を作らないよう、このような違法な迫害が早く終わるように心から願っています。しかし、法律は公正なもので、 案件に加担した個人や職場は責任を逃れることはできません。この案件は、学習者を無事解放させて終わりにしたいです」と述べた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/27/298231.html)
 
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