【明慧日本2014年9月30日】黒竜江省の双城市裁判所は、秘密裏に同市の法輪功学習者・徐彦さんに判決を言い渡した。裁判所は徐さんの家族、弁護士に開廷日を通知しなかった。その後、情報を知った家族は裁判所に行き、徐さんの案件のことを聞いたが、はっきりした返答はなかった。9月2日、裁判所側は家族に徐さんの判決書を送った。判決書には「本裁判所は徐彦に対して公開裁判を行い、公正な裁判を行った」と書かれていたが、事実とまったく異なっていた。
非公開裁判の後、弁護士はやっと徐さんと面会ができた。徐さんは弁護士に「8月4日に非公開裁判を受けた。法廷になぜ家族が1人も来なかったのかと聞いたが、裁判官は法輪功の人が来ないように、わざと家族に知らせなかったと言った」と伝えた。
徐さんは5月10日、煉瓦を買いに行くとき、韓甸鎮派出所の警官に連行されて市拘留場に送られた。徐さんを連行した直後、警官は徐さんの自宅の家宅捜索を行った。5月13日に再び徐さんの自宅に行き、徐さんの娘を脅迫して鍵を取り上げ、部屋を不法侵入し、法輪功の関連物を押収した。 5月15日、徐さんは刑事拘留に切り替えられ、6月17日に逮捕状を出されて市留置場に移送された。
6月26日、留置場で迫害されたため徐さんに病状が現れ、県病院に搬送されたことを知った家族は、急いで病院に駆けつけた。しかし、手かせ足かせをつけられ、極度に痩せて変わり果てた徐さんの姿を見て、家族は悲しんだ。
8月8日、家族は徐さんが秘密裏に不正裁判を受けたことを知って、何度も留置場へ行き、徐さんの解放を要求したが、拒否された。
裁判所は徐さんの自宅から押収した私物を証拠とし、徐さんに「法律の実施を破壊した」という罪を着せ、懲役3年の実刑判決を宣告したという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/9/25/3428.html)