王さんは通遼実験小学校の教師で、法輪功を学んでいるとの理由で、中国共産党が法輪功迫害を開始してからの15年間、繰り返し迫害された。王さんは仕事を辞めさせられ、何度も家宅捜索を受け、7回にわたって連行されて拘禁され、3年の労働教養処分を受けた。留置場や教養所に拘禁されているとき、王さんは死人ベッドに縛られ、手錠をかけられて吊るし上げられ、棒で打たれ、2本のスタンガンで電気ショックを加えられるなどの拷問を受け、肉体的にも精神的にも苦しめられた。
2001年5月、王さんはほかの学習者の家から、警官により区公安局に連行されたが、手錠が抜けて公安局から出られた。その1カ月後、王さんは再び連行され河西留置場に拘禁された。同年の7月末、王さんなど5人の学習者が、留置場に来ていた検査団体の前で「法輪大法は素晴らしい」と叫び、解放を求めた。そのため、その日の午後、王さんを含む3人が「死人ベッド」に縛られた。王さんは「死人ベッド」に縛られて14日目に意識不明に陥り、応急手当を受けて目が覚めたが、引き続き1日間縛られたという。