内モンゴル:断食抗議の法輪功学習者 迫害される
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 【明慧日本2014年10月11日】内モンゴル通遼市の法輪功学習者・王穎さん(33歳女性)は7月26日、学習者・周金鵬さんの家を訪ねた。しかしその日、同市科区公安分局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は周さんの自宅に不法侵入し、王さんを連行して河西留置場に拘禁した。留置場で王さんは断食して迫害に抗議したが、先日、逮捕状を出されたという。

 王さんは通遼実験小学校の教師で、法輪功を学んでいるとの理由で、中国共産党が法輪功迫害を開始してからの15年間、繰り返し迫害された。王さんは仕事を辞めさせられ、何度も家宅捜索を受け、7回にわたって連行されて拘禁され、3年の労働教養処分を受けた。留置場や教養所に拘禁されているとき、王さんは死人ベッドに縛られ、手錠をかけられて吊るし上げられ、棒で打たれ、2本のスタンガンで電気ショックを加えられるなどの拷問を受け、肉体的にも精神的にも苦しめられた。


酷刑演示:吊铐
拷問の再現:吊るし上げられる

 2001年5月、王さんはほかの学習者の家から、警官により区公安局に連行されたが、手錠が抜けて公安局から出られた。その1カ月後、王さんは再び連行され河西留置場に拘禁された。同年の7月末、王さんなど5人の学習者が、留置場に来ていた検査団体の前で「法輪大法は素晴らしい」と叫び、解放を求めた。そのため、その日の午後、王さんを含む3人が「死人ベッド」に縛られた。王さんは「死人ベッド」に縛られて14日目に意識不明に陥り、応急手当を受けて目が覚めたが、引き続き1日間縛られたという。

酷刑演示:死人床
拷問の再現:死人ベッドに縛られる

 その後、王さんは労働教養3年を科され、図牧吉労働教養所に収容された。教養所で王さんは毎日長時間、農作業などの重労働を強要された。

 教養所の迫害で、健康だった王さんは体が傷だらけになり、耳がはっきり聞こえず、全身が震え、危篤に陥った。そのため、王さんは病院に搬送されて検査を受け、頭部CT検査で影が見つかり、心筋炎、難聴などと診断された。2002年1月、障害を持った王さんは解放され帰宅した。

 現在、王さんに逮捕状が出され、公安局と検察院は王さんにさらに迫害を加えることを企んでいるという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/13/297685.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/9/20/3351.html)
 
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