【明慧日本2014年10月27日】河北省秦皇島市の高級技師学院の講師・張暁傑さん(46歳女性)は不当に連行され、留置場に一年以上拘禁されている。張さんは先月3日、点呼の時に返事をしなかったため、再度15日間手錠を掛けられた。警官は、張さんにトウガラシ入りの水をスプレーを使って迫害したこともある。今年7月3日、張さんは食事をするために並んでいた時、留置場の警官の隊長が点呼の時、張さんが返事をしなかったことを口実に、張さんに15日間手錠を掛けた。
拷問の再現:手錠でつながれる
張さんは昨年6月10日夕方、借家の前で、国保(国家安全保衛)大隊の警官に不当に連行され、家財を押収された。当日、他の法輪功学習者15人も不当に連行され、全ての学習者が秦皇島市第一留置場に拘禁されている。張さんは留置場で警官に何度も迫害されたという。
張さんは留置場に拘禁された時、警官に指図された受刑者に、頭から冷水を浴びせられた。張さんは囚人服の着用を拒否したため、警官にトウガラシ入りの水を顔に噴きかけた。また「もし、警官に挨拶しなかったらびんたを張る」と言われた。
昨年12月、留置場の検察院の検察室で、受刑者らに対して生活アンケート調査を行った。張さんは調査問題にありのままに回答したため、警官は半月間、廊下で張さんに手錠と足枷を掛けた。
今年5月8日、警官は張さんを引っ張って行き、トウガラシ入りの水を一日中噴きつけた。5月19日、張さんは裁判所から戻った時、警官に挨拶しなかったため、再び、同様の方法で迫害された。
張さんの弁護士は二回、留置場の所長に会い、張さんが迫害されていることを訴えた。しかし、二人とも弁護士の訴えを聞き捨てた。一度、張さんは検察院の担当者に、迫害は違法行為だと訴えた。しかし担当者は、警官が受刑者を管理するのは当然だと言った。張さんは担当者に、弁護士から違法行為だと言われたと伝えると、担当者は返す言葉がなかった。
警官らによる法輪功学習者に対する殴打、体罰、侮辱、各種の残酷な迫害行為は、「刑法248条」の規定を犯し、監視した人は虐待罪に当たる。部下が法輪功学習者を迫害していることをなすがままにさせている所長らは、「刑法397条」の規定を犯し、職責を軽んじる罪に当たる。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/10/6/146256.html)