【明慧日本2014年10月31日】甘粛省慶陽市の法輪功学習者・繆(ぼく)慧侠さん(41歳女性)は懲役4年6カ月の不当判決を宣告され、蘭州市大沙坪刑務所に拘禁された。
繆さんと夫・寇平さんは15年来、何度も中国共産党に労働教養を強いられ、不当に判決を下されてきた。寇さんは今なお刑務所に拘禁されている。家には16歳未満の子供が残され、親戚の家に下宿をして通学しているという。
繆さんと姑、夫、息子
繆さんはかつて、皮膚病・緑内障・肋膜炎などの病気を患っていたが、法輪功を学んだ後、すべての疾病がなくなった。繆さんは仕事上や生活上でも「真善忍」の教えに従って自分を律し、同僚や同郷の人たちにも評判が良く、民衆は「私たちのことを切実に考えてくれる珍しい公務員だ」と評価している。
2004年2月17日夜、環県公安局・局長は10数人を連れて、繆さんの家に押し入り、繆さん夫妻を不当に連行し、法輪功の書籍、コンピュータ、プリンタ、スキャナーなど、1万5千元相当の財物を押収した。その時の場面を目撃した姑(70代)はショックを受けて倒れ、死亡した。繆さんは不当に労働教養1年3カ月を宣告された。当時、繆さんの息子は6歳だった。同年12月18日、夫・寇さんは環県裁判所に懲役3年を宣告された。
2011年8月25日午後2時頃、環県国保大隊(法輪功を迫害する機関)の警官数人は、繆さんの職場に突入し、勤務中の繆さんを連行した。警官は繆さんの鍵を奪って家まで行き、家財を押収して繆さんの息子(14)を脅した。そして、家にあった1万7千元相当のパソコン2台を押収し、繆さんを慶陽市慶城留置場に拘禁した。
また警官は、寇さんを連行しようとしたので、寇さんはやむを得ず家を離れた。同年11月15日、寇さんは天水市甘谷県で連行され、環県裁判所に懲役4年の判決を下された。2012年6月、繆さんは環県裁判所に懲役3年、執行猶予5年を宣告された。
昨年9月22日、繆さんは法輪功の資料を配布していた時、警官に連行された。今年2月25日、環県検察院・裁判所の共同の指示により、慶陽市の慶城裁判所で不正裁判が行われた。
今年6月19日午後2時30分、甘粛省慶陽市の中級検察院・裁判所の指示で、慶城裁判所は2回目の裁判を開廷した。裁判所は裁判前日の18日に繆さんの家族に知らせた。当日、家族は2人しか傍聴できず、繆さんの息子は18歳未満との理由で、入廷できなかった。繆さんは懲役4年6カ月の判決を宣告されたという。
現在、繆さんは蘭州市大沙坪刑務所に拘禁され、夫・寇さんは甘粛省天水刑務所に拘禁されているという。