カナダ国会公聴会:「生体臓器狩りに沈黙してはならない」(写真)
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 【明慧日本2014年11月2日】カナダ国会外交委員会に属する国際人権委員会は、今月21日にオタワ国会ビルC237で、中国共産党による法輪功学習者への生体臓器狩りに関する公聴会を行った。昨年2月5日にも同様の公聴会が行われた。DAFOH(臓器の強制摘出に反対する医師会)スポークスマンのデーモン・ノト氏と元アメリカシンクタンクの研究員・イーサン・ガットマン氏は証人として出席した。

 公聴会は国際人権委員会委員長のスコット・リード氏が主催し、副委員長アーウィン・コトラー氏と他5人の国会議員も出席した。

多位议员参加了由加拿大国会外交委员会的国际人权委员会举行的关于中共活摘器官的听证会
中国共産党による生体臓器狩りに関する公聴会に出席したカナダ国会議員ら
加拿大国会议员与听证会的两名证人——戴蒙•诺托医生和葛特曼先生交谈
話し合うカナダ国会議員と証人
加拿大国会议员与听证会的两名证人——戴蒙•诺托医生和葛特曼先生交谈
話し合うカナダ国会議員と証人

 ノト医師は公聴会で次のような事実を述べた。1999年以来、中国の臓器移植件数は指数関数的な成長を呈しており、それまで年に数百件行われていた臓器移植は、2004年には数千件にまで上がり、移植センターの数や、海外からの医療渡航も大量に増えた。インターネットを通じて、一週間以内に臓器が見つかる上に前もって臓器を予約できるという広告を出した病院もあり、更に、移植前にドナーの身体で実験できるため、移植の効果が非常に良いと大胆に勧めた病院もあった。

 「臓器移植は中国では非常に儲かる商品である」。「中国では有効かつ正規の臓器寄付システムはない。2010年に衛生部の黄潔夫部長は『中国の臓器移植は90%が死刑囚から寄付されたものである』と言った。しかし、中国の死刑囚は年に2000人から5000人しかいない。更に、健康でない等の原因で、全ての死刑囚の臓器が移植に利用できるわけではない。それは即ち、随時に獲得できる生きた在庫があるということだ。多くの証拠によると、それらの移植手術で使われたのは法輪功学習者を始め、良心の囚人の臓器だと分かった」。

 ガットマン氏は図解で議員らに説明し、「臓器狩りの犯罪行為は未だに続いており」「カナダ人は自己の価値観を堅持し、共犯にならないよう」にと注意を喚起した。

 話を聞いた議員らはみな発言した。「もし我々が何らかの行動をとらなければ、その罪悪の共犯者になるので、我々は責任を持って、国会議員として、政府として、社会公民として、中国共産党に責任を負わせなければならない」。「近い将来、カナダ総理が中国を訪問する際、中国共産党にこの問題を言及しても何の影響も与えられないかもしれない。しかし、言及しなければ必ず悪影響がある。臓器狩りの問題について我々が無視していると、中国共産党はきっとそう思うでしょう」とコトラー氏は語った。

 公聴会の議題の重要性を一致して認識したため、国会議員らは翌日午前11時に国会で臓器狩りについて記者会見を行う予定を決めた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/10/23/299363.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/10/24/146536.html)
 
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