瀋陽市の貿易商 不当連行・拷問される(写真)
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 【明慧日本2014118日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・欧陽洪波さん(47歳男性)は716日、地元の警官に連行された。その後、欧陽さんは拷問を受けたという。

 欧陽さんはかつて、ウクライナに3年間留学した後、ウクライナとの貿易商になり、成功した。欧陽さんの母親は医者で、人の病気を治していたが、自分が患っていた病気は治せなかった。しかし、母親は法輪功を学んでから、病気が快方に向かい、心身ともに元気になった。欧陽さんは母親の変化をみて、法輪功の素晴らしさを感じた。それで、2006年に欧陽さんも法輪功を学び始めた。

法轮功学员欧阳洪波
欧陽洪波さん

 しかし、欧陽さんは法輪功を学び始めたばかりの200738日、瀋陽市東陵区の楊関派出所の警官に連行された。そして、同年831日、瀋陽市中級裁判所の分局で秘密裏に不正裁判を受け、懲役3年の実刑判決を言い渡され、本渓刑務所に収容された。

 2010年、出所して帰宅した欧陽さんは、以前の商売を続けられなくなり、仕事が見つからず、家で父親(80歳過ぎ)の世話をしていた。

 今年716日昼12時ごろ、欧陽さんは法輪功学習者の家を訪ねた。欧陽さんはその学習者の家に入った途端、家宅捜索していた警官に囲まれ、手錠をかけられて顔と背中を殴打され、連行された。

 その後、警官は欧陽さんの実家に行き、法輪功の関連書籍、プリンタ、法輪功創始者の写真などを押収した。

 警官は欧陽さんを集賢派出所の地下室にあるトイレに連れて行き、監視カメラを停止させ、欧陽さんに跪くよう強いたが、欧陽さんは拒否した。それで、警官は欧陽さんの肋骨、腰部、ひざ、背中を殴打しながら、全身と鼻に冷水を浴びせた後、欧陽さんを吊るし上げた。警官の目的はただ一つ、欧陽さんの口から法輪功学習者・蘇暁華さんに濡れ衣を着せる証言がほしかったのだ。警官は、拷問で悲惨な声を上げ続け、全身を水で濡らされた欧陽さんを下ろし、地下室にある鉄椅子に座らせた。そして、欧陽さんに向かって「お前を殴り殺したら、自殺したと公表するぞ」と脅迫した。

中共酷刑示意图:吊背铐
拷問のイメージ図:吊るし上げられる

 717日、警官は欧陽さんを市留置場に送った。入所の健康診断で、欧陽さんのひざに傷跡、右肋骨の痛み、片足、腰、両腕の痺れ、胸に不快感があるとの診断だった。そして、留置場の警官は725日、欧陽さんを病院に行かせ、検査で肺に影が見つかったという。

 その後、警官は欧陽さんに罪を着せようとし、欧陽さんの家から探し出したレインコートと紫色の電動バイクを利用して、欧陽さんが「法輪大法は素晴らしい」という看板を作ったと虚言を吐き、欧陽さんに罪を認めさせようとした。しかし、欧陽さんは「私はそのような看板を作った人を敬服しますが、残念ながら私は作りませんでした」と言った。

 730日、警官は欧陽さんに「お前が認めるか認めないかに関係なく、お前に判決を下してやる。俺たちはお前の年の父親を庭に放り出し、お前の家をひっくり返して家宅捜索してやる。それから、お前の嫁も逮捕するぞ」と脅した。

 820日、欧陽さんは逮捕状を出され、父親は弁護士を依頼した。

 現在、欧陽さんは留置場に拘禁されているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/10/12/298890.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/10/20/146473.html)
 
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