大学教授が山東省刑務所で11年間迫害される(写真)
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 【明慧日本2014年11月8日】黒竜江省佳木斯(ジャムス)市大学電子工学科の元教授で、法輪功学習者の黄敏さん(71歳男性)は、法輪功を学んでいるとの理由で、2003年3月18日、山東威海(いかい)市で不当に連行され、懲役20年の実刑判決を宣告された。山東省刑務所に拘禁されてから既に11年が経過し、各種の様々な迫害を受けてきた。

 現在、黄さんは血圧が上昇し、排尿困難などの状況にあるが、刑務所側は一向に黄さんを解放しようとしない。

黄敏さん

 刑務所の警官らは、あらゆる手段を用いて黄さんを迫害した。独房監禁、睡眠のはく奪、また、受刑者を巻き込んで数々の残酷な方法で黄さんを苦しめた。

 警官らは、最も人間性のない方法を思いついた。それは、若くて無知な受刑者に命じて、黄さん(70代)を迫害することだった。この受刑者は黄さんの身体の上に乗ったり、肩に乗ったり、時には頭を押さえつけたりと様々な方法で黄さんを苦しめた。また、目を突き刺して寝かせてくれなかったり、黄さんが寝たところを大声で起こしたりして、数カ月間、黄さんを迫害した。

 ある日、黄さんが寝ようとしたところ、目の前に人が立っていた。その人は黄さんに「迫害を加える警官らを憎んでいるか?」と訊ねた。黄さんは「憎んでなんかいません。私は修煉者です。法輪大法の弟子です」と答えた。その人は黄さんの話を聞いて、涙を流した。

 黄さんは数回、警官に中国共産党の罪行を暴露し、同時に法輪大法の素晴らしさを伝えた。ある時、警官が法輪大法を罵り「人の健康は運動によってなるものだ」と言った。黄さんは、法輪功創始者である李洪志先生がおっしゃった、気功とスポーツの違い(『轉法輪』 第九講「気功とスポーツ」)を話して聞かせた。

 昨年以降、山東刑務所・第11監獄区は法輪功学習者を強制労働に従事させている。黄さんは抵抗することを決意し、さらに、強制労働を強要してくる警官に対して「私はやりません。私に罪はなく、犯罪者ではないのです!」と言った

 山東刑務所での日々は、辛くて耐え難いものだったが、黄さん(70代)は善と忍の心、正念、そして正しい行いで人々を感動させた。

 法輪大法に対する誹謗中傷を繰り返してきた多くの受刑者たちは、自らの考え方を改めた。さらにある人は、「この白髪だらけの老人はなんて善良なのか!」と感心した様子だった。

 黄さんが山東刑務所に拘禁されてから既に11年が経過しているが、その迫害はいまだに続いている。黄さんが一刻も早く解放され、自由になるよう多くの救援が求められている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/10/22/299296.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/10/28/146585.html)
 
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