【明慧日本2014年11月8日】遼寧省錦州市の法輪功学習者・陳桂英さん(63歳女性)は7月13日、瀋陽市にいる孫を迎えに行こうとした時、駅で警官に連行され拘禁された。その後、錦州市凌河裁判所は9月15日、陳さんに対して不正な裁判を行い、陳さんに懲役3年の実刑判決を言い渡した。その後、陳さんは市中級裁判所に上訴したという。
しかし、錦州市中級裁判所は現在まで、全ての法輪功学習者の上訴案件について、原判決の維持という結果を出している。
7月13日、陳さんは錦州駅から瀋陽市へ、小学生の孫を迎えに行こうと思い、電車に乗る前、錦州駅で安全検査の時、財布(1700元とMP4プレーヤーが入っていた)をそのままその場に忘れた。その後、陳さんは財布のことに気付いて、すぐに安全検査のところに戻り、財布を拾ったかどうかを尋ねた。しかし、財布を拾った警官は陳さんにそれを返さず、その場で陳さんを連行した。その日の夜に警官は陳さんの家を捜索した。
それから、警官は陳さんを留置場に送った。入所時の健康診断で、陳さんは心臓が悪いと診断されたが、警官はそれを聞いて陳さんを平手で打った。その後、無理やり留置場に入れられた陳さんは、留置場の警官から「お前、法輪功を堅持するなら、お前の臓器を取ってやるぞ」と脅迫された。
拷問の再現:鉄の椅子に座らされる
翌日、陳さんは鉄の椅子に縛られて尋問を受けた。尋問後、陳さんは自ら鉄の椅子から抜け出たことで、警官に怒られた。そして、警官は受刑者に指示し、陳さんの目、顔を強く殴打させた上、陳さんを30分ほど吊るし上げた。
留置場で陳さんは囚人服の着用を拒否したため、独房に4日間拘禁された。独房で陳さんは、2日間手足を縛られ、靴で殴られた。
9月15日、錦州市凌河裁判所は陳さんに対して不当な裁判を行った。法廷で、弁護士は法律に基づき、「陳桂英さんは『法の執行を破壊した』という罪名に該当ません」と指摘し、公訴人の全ての「証拠」に対して、みな「偽りの証拠です」と反論した。弁護士は「陳桂英さんを無罪で釈放してください」と要求した。
法廷で、陳さん本人もいわゆる証拠を否認し、「私は病気を治すため、法輪功を学び始めました。法輪功を学んでから、健康を取り戻しました。私は他人に害を加えることは一つもなく、違法に拘留されて、私の家庭に害を与えられました。帰宅させてください」と言った。
陳さんは1976年末と1977年末、第205病院で2回も大きな手術をし、重さ8キロぐらいの腫瘍を摘出された。しかし、腸の難病にかかり、手術しても治らず、20年余り苦しめられた。1996年、知り合いの紹介で法輪功と出会い、学び始めた陳さんは、徐々に健康になり、性格もよくなった。陳さんは、近所の人々と仲良く付き合うようになった。それから、小学校しか通っていなかった陳さんは、技術者の仕事を立派にこなし、上司や同僚から高く評価されていた。陳さんは「法輪功を学ばなければ、私は死んでいたかもしれません」と語った。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)