甘粛省の法輪功学習者が不当拘束 弁護士も脅される
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 【明慧日本2014年11月12日】北京の董前勇弁護士先月24日、甘粛省白銀市へ行き、白銀市の警察署に拘束された法輪功学習者・李巧蓮さんに対して法的支援を行った。刑務所で李さんに面会すると、迫害によってひどい高血圧の症状が現れ、体の調子が非常に悪くなっていることが分かった。李さんの家族は、健康上の問題をとても心配しているため、法律を通して早く帰宅できるよう弁護士に依頼すると同時に、医療仮釈放を申請した。

  午後4時頃、弁護士は白銀区検察院へ向かい、法的視点から李さんの無罪の事実を訴え、李さんの逮捕手続きの解除と無罪釈放を要求した。弁護士が関連書類を提出する際、検察院逮捕係(男女各一人)が、「北京の弁護士のイメージは最悪だな」と言って弁護士を非難し始めた。董弁護士は「北京は2万人あまりの弁護士がいる。どの弁護士のイメージが最悪なのか教えてください」と聞くと、相手は返す言葉がなく、董弁護士の身分を検証するという理由で、弁護士事務所の電話番号を聞き出した。電話するために一人が外へ出ていき、戻ってくると弁護士の身分は偽物だと言い、董弁護士の携帯電話を検査し、バッグをかきまわし始めた。さらに、身体検査も要求した。

 弁護士は憤慨し、「弁護士の名義でこのケースを弁護するのは合法なことであり、法輪功も合法だ。あなた達がやっていることこそ法律違反だ。それを知りながら法律を犯しているなら、わたしはあなた達を告訴する」と言った。

 逮捕係は司法警察を呼ぶと脅し、その後ドアを閉めて二時間以上拘留した。弁護士を拘留している間、外で待機していた親族は、検察院の職員に監視され、検察院のビルの中から撮影されたという。

  2014年9月19日午後2時ごろ、甘粛省「610弁公室」が白銀市国保隊と警察署に指示を下し、同時に13人の法輪功学習者を拘束させた。白銀市国保大隊、各地区の警察署、街道地域事務所の関係スタッフは同一の時間帯に大量の人力と車両を出動させ、家財を差し押さえ、法輪功学習者を拘束した。学習者1人の自宅に対して多いところで20数人、少ないところでも7〜8人を動員した。現在、法輪功学習者の廖安安さん、陳仲軒さん、張文秀さん、 李巧蓮さんはいまだに不当に拘禁されている。

 李巧蓮さん(60代)は、白銀市白銀会社定年退職した職員。法輪功を修煉しているとの理由で、2009年4月に景泰留置場で拘束され、不正裁判にかけられ、甘粛省女子刑務所で残酷な迫害を受けた。刑務所に入ってすぐ特別な場所に拘禁され、転向を強いられた。転向を拒んだ李さんは殴られ、長時間立たされるなどの拷問や精神的な迫害を受け、毎日3〜4時間しか睡眠を取ることを許されなかった。李さんは、長期間にわたって立たされ続けたことで両足が腫れ、歩くことも立つことも困難な状態に置かれた。2013年8月、李さんは刑務所から出て家に帰ったが、退職金を与えられることはなかったという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/10/31/299672.html)
 
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