【明慧日本2014年11月14日】天津市の法輪功学習者・賈曼韜(とう)さん、周紅麗さんは昨年7月16日、警官により不当に連行された。3カ月後の11月22日、河西裁判所は2人に対して第1回目の裁判を行った。続いて、12月26日、市内の河西裁判所で第2回目の裁判が行われ、賈さんと周さんの弁護士は法廷で2人の無罪を主張した。
昨年7月16日の朝6時頃、10数人の私服警官が賈さんの自宅近くで待ち伏せていた。7時頃、賈さんの夫が家を出た後、10数人の警官が一斉に出動して賈さん宅のドアを壊し、賈さんを強制連行した。そして、警官は賈さんの息子を取り囲み、鍵をかけているタンスと引き出しをすべて開けるように命令し、あらゆる物をひっくり返し、プリンタ・コンピュータ・法輪功の資料を押収した。賈さんの息子も派出所に連行され、尋問され、30時間余り拘禁され、冷たいご飯を1回だけ供給された。最後に、賈さんの息子は母親の資料に署名させられた後に帰宅した。
16日の午前9時過ぎ、610弁公室と名乗る 6~7人の私服の者が、周さんの家に押し入って家財を押収した。周さんは入院中の母親の世話で不在のため、侵入者は子供と他の家族をベッドに押さえて、携帯電話・コンピュータ・プリンタ・法輪功の資料を押収した。10時頃、家に帰った周さんは連行された。周さんの子供も派出所に連行され、20数時間拘禁された。
3カ月後、賈さんと周さんの弁護士は河西裁判所に書類を提出し、「2人に対して身柄の拘束期限を超過し、拘束を解くべきであり、法輪功を学ぶことは無罪で、直ちに解放するように」と述べた。家族は何度も裁判所へ釈放を求めたが、「もう少し待つように」といいかげんな返事しかなかった。
今年7月10日、河西区裁判所で第3回目の裁判が行われた。裁判所は開廷の前日、家族に知らせた。法廷上で2人の弁護士の弁護により、検察官は言葉が出なくなったため、休廷が宣言された。
7月17日に裁判所は賈さんに懲役3年6カ月、周さんに3年の不当判決を下した。本人と家族は判決を不服として、天津第2中級裁判所に上訴した。9月15日、第2中級裁判所は上訴を却下し、第一審判決を維持した。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/10/31/146635.html)