【明慧日本2014年11月24日】黒竜江省塔河(とうが)県公安局・国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官3人は今月8日午後、長春市の法輪功学習者・楊宗海さん(40代)の自宅に押し入り、楊さんを長春市第一留置場まで連行した。家族は留置場を訪ね、楊さんの無罪解放を要求したが、面会もさせずに「10日に尋問するので待つように」と言われた。10日夜、警官は楊さんを塔河県留置場に移送した。今月13日、家族は塔河県留置場を訪ねたが、面会を禁じられた。
楊さんは黒竜江省塔河県の出身で、数年前から長春市に移住し、商売で生活を維持していた。数日前に息子が生まれ、戸籍登録をするために実家に戻った。そこで、現地の警官は楊さんの長春市の住所を追跡し、楊さんを自宅から不当に連行した。理由は10年前の案件のためだという。
1999年7.20以降、楊さんは上京して法輪功に関する陳情をしたとの理由で、北京市大興安嶺の駐北京事務所まで連行された。その後、塔河県公安局に移送された。また、塔河県留置場に拘禁され、灌食された。さらに、県公安局に罰金3千元を科され、身の回りの現金数千元も押収された。2000年、楊さんは労動教養1年を宣告されて花園労動教養所に拘禁された。その後、綏化労動教養所に拘禁された。
2002年9月20日夜、県公安局の警官6人は楊さんの自宅に侵入し、楊さんに法輪功を止めさせようとした。楊さんは断ってから抜け出た。警官は楊さんに向けて銃3発を撃ったという。あれから10年、県公安局、派出所、国保大隊は「敏感日」が来ると、楊さんの親戚や親友の自宅に嫌がらせをした。楊さんは現在、塔河県留置場に拘禁されているという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)