法輪功学習者の女性 瀋陽市警官に暴行される
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 【明慧日本2014年12月9日】遼寧省瀋陽市の法輪功学習者・高敬群さん(45歳女性)は昨年、警官によって連行され、瀋陽市第一留置場に1年以上拘禁された。留置場で高さんは暴力を受けながら尋問され、水が入ったペットボトルで胸部を殴打された。

 10月31日9時40分、同市瀋河区裁判所は高さんなど3人の学習者に対して、不当に開廷した。法廷で裁判所の指定した弁護士が高さんに有罪の弁護をしたが、高さんはその弁護士を辞退することを要求し、その場でほかの弁護士を依頼するという委託書を書いた。そして、裁判長は休廷を宣告した。

 昨年9月、習近平主席は瀋陽市に第12回の全国体育大会を観て、社区を視察する予定があった。遼寧省と瀋陽市の司法関連部門の関係者らは、法輪功学習者たちが習主席の前で冤罪を訴えることを恐れ、8月30日の夜、高さんを含む法輪功学習者10数人を強制連行した。

 高さんは瀋陽市瀋海火力発電会社の従業員で、1997年に法輪功を学び始めた。法輪功を学んでいるとの理由で、高さんは2001年8月、張士洗脳班に1カ月間拘禁され強制洗脳されたことがある。

 昨年8月30日、瀋陽市公安局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官はガスの検査という口実で高さんの自宅に不法侵入した。警官5人が高さんの家に侵入し、うち2人が高さんを押し倒して手錠をかけ、ほか3人は家宅捜索を始め、いろいろな私物を押収した。

 その後、高さんは派出所に連行され、午後に留置場に送られた。高さんを連行した警官は制服を着ておらず、何の証明も提示しなかったという。

 昨年9月から10月にかけて、国保大隊の警官は週1回、高さんを尋問した。

ある日、警官は高さんを留置場の廊下に呼び出し、「お前の夫はお前が早くここから出てほしいと、俺のところに訪ねてきた。もし、お前が早く出たいなら、法輪功学習者の於溟に携帯電話を買って渡し、その携帯電話に法輪功のものを入れたと認めなければならない。お前が於溟に携帯電話を渡すところを目撃した人がいるぞ」と高さんに罪を認めさせようとした。

実際、高さんは於さんが携帯電話を持っているかどうかさえ分からなかったため、高さんは警官の要求を拒否した。

昨年11月のある日、警官は高さんを留置場の3階にある部屋に連れて行き、朝9時から午後4時まで、高さんに携帯電話を渡したことを認めるよう強要し、暴力を加えた。

酷刑演示:毒打
拷問の再現:暴力を加えら
れる

高さんは再び、その要求を断ったため、警官に顔を打たれ、水がいっぱい入っているペットボトルで胸部を殴打された。そのため、高さんは心臓が引き裂かれるような苦痛を与えられ、呼吸困難に陥った。最後に、警官は高さんに事前に用意した数枚の空白の記録用紙に署名することを強要したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/11/300133.html)
 
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