高齢の障害者 10日間で2度連行される
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 【明慧日本2015年2月8日】湖南省冷水江市の法輪功学習者・劉而礼さん(72)は、左手に障害を負っており、3本の指だけが残っている。先月20日、劉さんは孫を学校へ送る途中、市610弁公室と市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らに不当に連行され、公安局で尋問された。その後、病院で健康診断を受けさせられたが不合格だったため、数時間後に解放された。

 先月22日、劉さんは孫を学校へ送る途中、再度610弁公室と国保大隊の警官に連行され、市留置場に拘禁された。かつて、劉さんは20回以上連行されたことがある。そのうち4回は労働教養を強いられ、解放された劉さんは毎日、監視されていたという。劉さんは長沙市新開鋪労働教養所で毎日殴られて痛めつけられ、極度に痩せた。2006年6月に労働教養所から帰宅したという。

 2012年3月6日午前、劉さんは冷水江市の交差点で、市国保大隊の隊長に連行された。劉さんは何の理由もなく健康診断を受けさせられたが、不合格だったため午後4時頃、帰宅させられた。8月29日、市610弁公室・主任と国保大隊、市派出所の警官ら10人以上が劉さんの家に不法に侵入し、劉さんを車の中に押し込んで検察院まで行ったが、劉さんは昼12時頃、家に戻った。

 2013年、劉さんは5度目の連行に遭った。12月には2回検察院まで連行されたが、検察長が弁護士を雇うことを許可した。12月26日、劉さんは再び連行され、国保大隊が偽造した資料で、裁判を受けた。

 昨年1月16日、冷水江市国保大隊や検察院の警官らが劉さんの家へ行って、1時間以上、劉さんの息子に嫌がらせをした。1月26日、水江市610弁公室と裁判所の職員が劉さんの家に侵入し、劉さんを連行して召喚状に署名を求めた。劉さんは署名を拒否したため、1時間後に解放された。しかし2月28日、劉さんは不正裁判を受けた。

 現在、劉さんは留置場に拘禁されているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/1/26/303646.html)
 
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