重慶市の裁判所 法輪功学習者に不当判決
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 【明慧日本2015年3月6日】重慶市の法輪功学習者・彭世貴さん(50)は先月、同市沙坪ハ区裁判所に懲役7年6カ月の実刑判決を宣告され、刑務所に拘禁された。

 彭さんは市内の鋳造機械会社の職員だった。会社が破産し、失業した彭さんは財務関係の仕事に再就職した。1996年、彭さんは法輪功を学び始めた。そして「真・善・忍」の教えに従って自分を律するようになった彭さんは、名利を求める心をなくし、患っていた関節炎が治り、20年余り吸ってきたタバコもやめた。

 2013年9月6日夜11時半、沙坪ハ区公安支局、沙区井口派出所の警官10数人が「戸籍を調査する」と名乗って、彭さんの自宅に不法に侵入した。警官は家にあったパソコン、タブレットPC、プリンタ3台、法輪功の資料などを押収し、彭さんに暴力を振るって連行した。

 その後、彭さんに対する不正裁判が行われた。彭さんは法廷で「私は法輪功の資料を作りました。その資料は親戚や友人に渡すつもりでした。他人とはかかわっていません」と述べた。彭さんの弁護士は「中国で法輪功を学ぶことは合法です。江沢民は1999年10月、フランスで「フィガロ」新聞社の記者に法輪功を誹謗中傷する発言をしたが、その話は法律に基づいていませんでした。法輪功学習者は法輪功の資料を回覧する権利があります。違法行為ではありません」と、指摘した。

 しかし、沙坪ハ区裁判所は法律に従わず、彭さんに懲役7年6カ月の実刑判決を宣告した。そして、先月9日午前、彭さんは永川刑務所第12監獄区に拘禁された。

 彭さんの姉・彭世碧さん(62)は、重慶鋳造機械会社・付属幼稚園の教師だったが2013年1月26日、法輪功が迫害されている実態を人に伝えた際、警官により連行された。その後、沙坪ハ区裁判所は世碧さんに懲役3年の実刑判決を宣告し、世碧さんを重慶市女子刑務所に拘禁したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/12/304344.html)
 
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