湖南省の裁判所 秘密裏に70代男性に不当判決
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 【明慧日本2015313日】湖南省冷水江(れいすいこう)市の法輪功学習者・劉而礼さん(73歳男性)は1月12日と22日、孫を学校へ送る途中で同市610弁公室と国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に連行された。現在、劉さんは同市留置場に拘禁されている。

 先日、劉さんの家族は冷水江市裁判所が秘密裏に劉さんに対して不正裁判を行ったという情報を聞いたが、具体的に開廷日は知らされなかった。情報筋によると、裁判官は「劉は犯行を認めない。3年の実刑判決を言い渡してやる」と話したという。

 劉さんは冷水鉄鋼会社を定年退職した。劉さんは左手が不自由で、ほかの病気も患っていた。1997年、1998年前半、冷水江市と新化県で病気を治療していた劉さんはいろいろな薬を飲んでみたが、病院に「もう救えない」と断言された。しかし、1998年の後半、幸いに法輪功に出会い、学び始めた劉さんは知らないうちに病気が治った。

 19997.20以降、中国共産党の党首・江沢民は多くの人が法輪功を学んでいることに疾妬し、突然、法輪功への弾圧を開始した。「真、善、忍」を信条としている劉さんはこの16年来、20数回も連行され、4回も労働教養処分(そのうちの2回は健康診断が不合格のため入所拒否となった)を科され、長期にわたって自宅を監視されていた。長沙市新開鋪労働教養所で劉さんはスタンガンで電気ショックを加えられ、睡眠を剝奪されるなどの迫害を受けた。

 201236日午前、劉さんは駅でバスを待っていたとき、国保大隊の隊長に見つかり、国保大隊に連行された。同年829日、610弁公室、国保大隊、派出所の警官10数人は劉さんの自宅に不法侵入し、劉さんを連行した。

 2013年、劉さんは5回連行された。12月に2回、劉さんは自宅から連行された。1226日、劉さんは検察院に連行され裁判所に送られた。冷水江市国安大隊の警官は封筒から多くの紙を取り出して劉さんに見せ、「お前の案件だ。すぐにお前の裁判をさせてやるぞ」と言った。

 2014116日、610弁公室、国安、検察、裁判所などの人員は劉さんと、劉さんの息子の家に行き、1時間あまり騒ぎ立てた。126日、610弁公室と裁判所の人員は再び、劉さんを自宅から連行し、劉さんに令状や訴状、自宅を監視する決定書にサインを強要したが、劉さんはすべて拒否した。そして、228日、劉さんは不正裁判にかけられた。

 今年112日、劉さんは孫を学校へ送る途中で連行されたが、健康面の問題で数時間後に帰された。122日、劉さんは再び連行され、市留置場に拘禁されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/15/304625.html)
 
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