「両会」期間中 北京で法輪功学習者が連行(写真)
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 【明慧日本2015年4月10日】北京市の法輪功学習者・周晶さん(39歳女性)は中国共産党の両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)期間中の3月8日、警官に連行された。そのため、周さんの家には介助が必要な義理の両親と中学生の息子が残されている。

周晶
周晶さん

 周さんは3月8日の夜7時、仕事を終えて帰宅したが、警官により自宅に侵入され、家宅捜索を受けて連行された。情報によると、中国共産党の「両会」のため、当局は北京市豊台区、石景山区、海淀区、昌平区など、法輪功学習者に対して連行や嫌がらせなどを行ったという。

 周さんは1997年に法輪功を学び始め、いつも「真、善、忍」に従って自分を律しているが、中国共産党が法輪功迫害を開始してから、さまざまな迫害を受けた。

 1999年10月26日、周さんは天安門広場で法輪功の無実を訴えたため、1カ月ほど豊台区留置場に拘禁された。

 2000年の初め、周さんは再び、法輪功を学ぶ自由を求めて陳情したが、2回も拘留された。

 2000年4月、周さんは和平里派出所の警官に連行されたが、妊娠していることが判明したため、解放された。同年7月13日、私服警官は周さんの家のドアを壊して不法侵入し、妊婦の周さんの両腕を背中に回して地面に押さえ付けたまま、部屋から外へ引きずった。周さんは服を破られ、目、ひざ、すねなどを負傷した。

 2001年7月、周さんは洗脳班に入れられ、「転向」させられた。同年9月、連行された周さんは断食をして迫害に抗議したが、健康状態が悪くなったため、帰宅させられた。同年12月、再び連行された周さんは、1年6カ月の労働教養処分を科されたが、健康が悪化したため、教養所外の服役となり、日々監視された。

 2002年7月、周さんは連行され、北京市の天堂河女子労働教養所に拘禁された。教養所で周さんは立たされる、睡眠を剝奪される、転向を強いられるなどの迫害を受けた。当時、30歳未満の周さんは迫害によって髪の毛が真っ白になった。

 2003年6月、解放された周さんはまた、監視され続けた。

 2006年2月23日、共産党の「両会」開催前、仕事から帰宅途中だった周さんは警官に連行され、家宅創作を受けて大量の私物を押収されたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/3/11/306132.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/3/17/149374.html)
 
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