デービッド・キルガー氏「江沢民こそ最初に審判を受けるべき」(写真)
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 【明慧日本2015年6月21日】中国の臓器移植数は世界第2位である。しかし、中国人には臓器提供者がほとんどいないという。カナダの弁護士デービッド・マタス氏と前アジア太平洋局長のデービッド・キルガー氏、国連などの調査により、これらの臓器が法輪功学習者の生体から摘出されている事実が判明した。

 キルガー氏は6月5日、2015年カナダ人文社会学会議で、マタス氏との9年間にわたる共同調査の結果を述べた。

 マニトバ大学の準教授のマリアチャン博士は、中国共産党が法輪功学習者の生体から臓器を強奪している犯罪事実を述べ、ただちに全世界で全力を挙げて、この人道に対する罪を阻止するよう呼びかけた。

 キルガー氏は、法輪功の迫害を発動した江沢民こそが、人道に対する罪で国際法廷で審判されるべきだと話す。

 第84回カナダ人文社会学会議は、5月30日から6月5日までオタワ市で開催された。この会議はカナダ最大の学術会であり、カナダ全国から学者、研究者、政策決定者や施行者およそ8千人が参加した。

 キルガー氏「共産党は法輪功学習者から臓器強奪で暴利を得ている」

图1:前亚太司司长大卫•乔高在“2015年加拿大人文和社会科学的年会”的座谈上谈,中共强摘法轮功学员器官牟取暴利。

2015年カナダ人文社会学会議で、共産党による法輪功学習者からの生体臓器狩りについて話すキルガー氏

 キルガー氏とマタス氏は2006年から、中共による法輪功学習者からの臓器強奪について調査を始めた。その調査の結論は、今日もなお法輪功学習者から臓器を強奪し続けていることだ。彼らの腎臓、肝臓、心臓、角膜が強制的に摘出され高価で売買されているという。

 キルガー氏は、「過去15年間、中共は修煉団体である法輪功に対して、系統的な抹殺を実施して来ました。秘密裏に法輪功学習者から大規模に臓器を摘出して移植し、暴利を得ています」と話した。

 彼は32の実例を挙げ、調査担当者が中国の病院や、留置場に電話を調査し、臓器の出所は法輪功学習者であることを確認できた。労働教養所に収容される法輪功学習者は皆、血液検査を強要されるという。

 キルガー氏は、ニューヨークでピーボディ賞(アメリカ放送界における最高の栄誉)を受賞したカナダ在住の華人・李雲翔さんが制作したドキュメンタリー映画「人狩り」(旧題・ダビデとゴリアテ)が、現在世界中で放映されていること、「臓器の強制摘出に反対する医師団(DAFOH)」の調査報告がカナダ国会を動かし、今年2月3日、中国共産党による法輪功学習者からの生体臓器狩りを非難する決議を通過したと紹介した。

 ニトバ大学のマリアチャン博士「中国には生体から臓器を摘出するスシテムがあり、その臓器の出所は法輪功学習者である」

图2:曼尼托巴大学副教授玛丽亚•张博士在演讲中

中国共産党が法輪功学習者の生体から臓器を摘出している事実について話す、ニトバ大学の準教授のマリアチャン博士

 ニトバ大学の準教授・マリアチャン博士は、参会者に法輪功とは何か、なぜ迫害を受けているのかについて説明した。また、法輪功学習者の生体から臓器を摘出されていることについて以下のように述べた。「中国において生体からの臓器摘出の事実は存在します。それは中国共産党によるものであり、刑務所(強制労働収容所、隠れ監獄含む)、病院(軍部の主要病院)及び臓器移植患者を仲介する業者によって行われています」

 「大量の臓器移植の出現によって、臓器提供者がほとんどいない中国では、患者の待機期間がとても短すぎます。それは、法輪功学習者が臓器の供給源にされているからです。中国国内だけでも臓器の需要が高く、2006年からは国内の患者の移植が主となっています」

 「軍部の病院が臓器移植に多数参与しており、彼らは中央衛生部にコントロールされています。軍部外科医は、時には民間病院で同様な臓器移植手術を行うことがあります。一部の軍部病院はホームページで、臓器移植が病院のトップの収入源であると言っています」

 マリアチャン博士は、生体からの臓器摘出が、ジェノサイドの犯罪定義に合致すると話す。「国連は1948年に罪防止及び処罰ジェノサイド公約』でこの定義を決定しました。共産党の犯罪行為には明確な意図があります。1992年、江沢民は自ら系統的にジェノサイドを発動し、法輪功学習者に対して肉体を消滅させ、心理を崩壊させ、経済を破綻させるという政策を取ってきました。15年にわたる法輪功に対する迫害は、ジェノサイドをもって実施しています」

 「数千万の法輪功学習者は、いまだに強制連行され続け、長期にわたって収容され、労働教養所に送られ、拷問され、仕事を解雇され、学校を強制退学させられ、路頭に迷うまで追い込まれています。少なくとも6万5千人が臓器を摘出されました」

 「責任をもつべき国際社会のメンバーとして、私たちは中国に基本的人権と道徳基準を遵守させる義務があります。そして、自国の憲法及び署名した条約の履行を促す必要があります。中国共産党は法輪功への迫害に対し、大量の資源を投入し、虚言をでっち上げています。中立を保つということは、ジェノサイドの犯罪に対する沈黙であり、犯罪を引き延ばすという意味です」

 「重要なのは私たちが立場をしっかり取り、中国が基本的人権と道徳基準を尊重するよう要求することであり、自国民を殺害することを停止させることです。人道に対する罪はすべての人々に危害を与える犯罪です。ですから、人道に対する罪の被害者なのです。だから私たちは決して、文化、価値観の違いから、私たちを誤った方向へ導き、人間性のない人権を無視する同罪者になってはなりません」

 キルガー氏「江沢民こそが最初に審判を受けるべき!」

 目下、中国内外で江沢民を告訴している潮流について、キルガー氏は、「江沢民は人道に対する罪で国際法廷に送られるべきです」と話した。彼は、スーダンのオマル・バシル大統領が国際刑事法廷で人道に対する罪で裁かれていることに触れた。

 キルガー氏は、「私は中国から来た友人に、臓器移植に加担している医者の名前を聞いています。譚建明医師がその一人です。もし時期が熟せば、彼らがまだ生きているのなら審判を受けなければならない、国際刑事法廷において、江沢民こそが最初に審判を受けなければなりません」と話した。

 元検察官のキルガー氏は、「『4.25』に法輪功学習者が請願したのち、江沢民が政治局常務委員あてに送った手紙は(証拠として)有効です。この点について疑問視する人はいなでしょう。その手紙だけで初歩的な証拠とすることができます。江沢民は罪を犯し、今もさまざまな手段で犯罪し続けています」

 「江沢民をハーグ国際刑事法廷に起訴することが検察官の願いです。世界各国の数千以上の検察官が喜んでこの案件を受けるに違いない。中国においてはもっと多いでしょう」

 科学者「人として、私の権利が侵されているように覚えた」

 会合が終了後、記者たちの取材を受けたメーシー・デミシーさん(女性)は、「以前生体から臓器を摘出されていることを聞いた事がありました。しかし、これほど酷いとは思いませんでした。今日、大いに見聞を広めることができました。そして、私個人が権利が侵されたように覚えました。なぜならばどんな人であれ、生存する権利があります。特に自国民は信じ難いかもしれませんが、自分の国家、自分の政府が自国民にこのように処遇しているのです。信じられません!」と話した。

 デミシーさんは、今日の講演は明瞭で証拠が充分だったと話す。「これらの証拠はとても素晴らしい、ただの理論だけではありません」。どのように法輪功迫害を停止させるかについて、デミシーさんは、「まず私たちができることから始めればよいのです。たとえば、労働教養所で製造された物を買わないこと。ビジネスにおいても、共産党が奴隷労働、ジェノサイド、人権侵害などを秘密裏に行っていることを受け入れないとはっきり示すべきです。(迫害を阻止するための)デモや署名活動が効果的でしょう」と話した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/6/7/310549.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/6/10/151006.html)
 
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