米下院に343号決議案提出 両党議員が中国共産党の臓器狩りを非難
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 【明慧日本2015年7月1日】米共和・民主両党議員は25日、連名で下院議会に343号決議案を提出し、中国共産党政府に対して、法輪功学習者や良心の囚人から強制的に臓器を摘出する行為の即時停止を求めた。また、共産党政権下の臓器移植システムについて、透明性・独立性のある調査を行うよう求め、同時に、16年間にも及ぶ法輪功への弾圧をただちに停止するよう求めた。

 343号決議案

 (1)中国共産党政権が認めている強制的な臓器摘出の行為を非難する。

 (2)中国政府と中国共産党による、良心の囚人の臓器を摘出する行為をただちに停止するよう求める。

 (3)中国共産党の16年間にも及ぶ法輪功への弾圧をただちに停止すること、全ての法輪功学習者と良心の囚人を解放するように求める。

 (4)中国で行われている非人道的な臓器移植について、米国の医療関係者が認識を深めることに力を入れるよう奨励する。

 (5)臓器移植について、信頼でき、透明性と独立性のある調査を行うことを、中国政府が許可するよう求める。

 (6)米国国務省年度人権報告で、国が認めている良心の囚人からの臓器摘出についてさらに詳しく分析するよう求め、米国法典第8巻の訂正及び強制的な臓器摘出に関与した人たちの渡航ビザの許可を禁止することなどを求める。

 当決議案は米国下院の外交問題評議会元主席、中東と北アフリカ戦略組の主席、フロリダ州共和党の下院議員イリアナ・ロス・レーチネン氏とバージニア州民主党下院議員ジェラルド・コネリー氏、そして多くの議員が連名で提出した。

 当決議案の提出者であるレーチネン氏は25日、決議案のプレスリリースで「中国共産党が強制的に法輪功学習者や良心の囚人から臓器を摘出する行為は、最も野蛮な人権侵害の行為であり、すぐさま制止するべきです。私は下院議院の全ての議員が私達のグループに入って、連名で署名し、この決議案を可決させるよう呼びかけます。法輪功学習者が受けているひどい人権侵害に注目してください」と発言した。

 当決議案のもう一人の提出者、ジェラルド・コネリー氏は「国際社会が非難しても、平和的な法輪功学習者は迫害を受け続け、今もなおこの政府下で恐怖の中で生活しています。この決議案は、彼らの基本的人権を守るものです。私は、同僚達が法輪功学習者のために力強い支援を継続していただけるよう強く望みます」と述べた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/6/26/311495p.html)
 
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