甘粛省女子刑務所で起きている拷問の数々
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 【明慧日本2015年11月9日】甘粛省・女子刑務所は法輪功への迫害が始まって以来、法輪功学習者に対して様々な拷問を行ってきた。次に掲げるのは拷問のうちの幾つかの例に過ぎないが、十分に刑務所の残酷さが伺える。

1.劉桂花さんが受けた様々な迫害

 甘粛省の幼稚園の教師を務めていた劉桂花さんは、地元の人々に真相を伝えた際に身柄を拘束され、甘粛省・女子刑務所に入れられた。その後、同室で拘禁された麻薬受刑者に日々監視され、罵詈雑言(訳注:ばりぞうごんとは口汚く罵り、悪口をいう)を受けながら様々な虐待に遭った。

酷刑演示:毒打

拷問の実演:滅多打ち 一人の女性に、大の男の警官が寄ってたかって殴打する

 ある日、劉桂花さんはトイレに行くときに、麻薬受刑者らに服を全て脱がされた上、滅多打ちにされた。劉桂花さんは「助けてください」と大声で叫び続けた。叫び声は刑務所中に響き渡ったが、警官は聞こえていても聞こえないふりをしていた。そのまま昼まで劉桂花さんは、滅多打ちにされたうえに4、5人の受刑者らに、外で頭から冷水をかけられた。劉桂花さんは寒さのため凍えて、身体の震えは暫く止まらなかった。

中共酷刑示意图:浇凉水

拷問のイメージ:極寒の中、外で冷水を頭から浴びせられる

 昼食の後、劉桂花さんの姉の劉桂琴さんも滅多打ちにされたうえ、姉妹で刑務所の廊下を拭くよう強制された。その後、有無を言わさず、トイレットペーパーを口いっぱいに詰め込まれ、極寒の中、外で頭から何度も冷水を浴びせられた。

 ある日、劉桂花さんは刑務所の職員に、頭部を強く殴られたため、口と鼻から出血して倒れた。姉の劉桂琴さんが妹の血をふこうとしたら、職員に何度も蹴られた。その後、劉桂花さんは刑務所病院で治療を受けたが、刑務所に戻されたときは、まだ立ち上がることすらできないのに、刑務所の職員は有無を言わさず電気ショック棒で、劉桂花さんに電撃ショックを与え続けた。

2.体罰、虐待と滅多打ち

 2015年の年明けに、甘粛省の留置場に拘禁された李翆芳さん(70代)は、刑務所に入所してから毎日刑務所の規則を暗記するよう強いられ、暗記できないと滅多打ちにされた。また李さんは毎日考えたことと行動の記録を、監視役を務める麻薬受刑者に報告しているが、麻薬受刑者は報告内容に不満があると李さんを虐待した。毎日、朝、昼、晩、そして就寝前に必ず報告するよう強いられ、強制労働を課せられ、さまざまな虐待に遭った。

 ある日、李さんはめまいがひどいため、刑務所病院で治療を受けた。刑務所に戻った後、このことを事前に受刑者に報告しないことを理由に、受刑者らは李さんをひどく罵り暴力を振るった。

3.トイレで滅多打ち

 甘粛省の女子刑務所では、受刑者らが法輪功学習者に暴力を振るうときに、トイレの死角を選ぶことがあった。受刑者らは監視カメラの角度をずらし、死角を作ったうえで、法輪功学習者の李巧蓮さんを強く殴った。李さんは顔中にあざができた。また李さんは、しゃがんだままで「反省文」を書かされ、法輪功をけなす洗脳ビデオを見るよう強いられた。

 また、法輪功学習者がトイレで殴られる時に、声を出さないように、口の中に布きれをいっぱい詰め込んだうえで、暴力を振るわれた。

 さらに、法輪功学習者がトイレで用を足ときに、急に両腕をつかまれ、刑務所内のオープンスペースまで引きずられ、全身の服を脱がされた上で、精神的にも、肉体的にも、非常に屈辱(訳注:辱められて、面目を失うこと)を受けた。屈辱を受けた法輪功学習者は、その後、頻繁に夜、悪夢にうなされ、起きることが増えた。

4.その他の迫害

 甘粛省・師範大学を卒業し、仕事に従事して間もない陳潔さんは、法輪功の修煉を理由に、不当に6年の実刑判決を言い渡された。甘粛省・女子刑務所で書かされた「反省文」が、監視役の受刑者の意に沿わないため、滅多打ちにあった。それを見ていた刑務所の職員は、受刑者を一切追及せず、虐待を放置することがたびたびあった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/11/1/318420.html)
 
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