中国天津市 江沢民告訴のため、迫害死に
■ 印刷版
 

 【明慧日本2016年1月29日】天津の法輪功学習者・張徳堂さん(84歳)は最高人民裁判所と最高人民検察院に法輪功を迫害した江沢民を告訴したところ、現地の警官に連行され、家宅捜索を受けた。張さんは今年1月4日、冤罪の晴れないまま、この世を去った。

 昨年12月4日の夜7時すぎ、天津河西区越秀路派出所の警官の陳彬と賈は張さんの自宅に押し入った。当時、張さんと妻の曹鳳英さん(80歳)が自宅にいた。警官は江沢民を告訴したことを理由に家宅捜索を実施し、法輪功の書籍と法輪功創始者の写真などを没取し、張さんを連行した。

 派出所で警官は張さんを絶えず脅かした。深夜になって、張さんはようやく解放された。2日後、曹さんは法輪功の書籍を取り戻しに派出所に訪れた。警官の張迎輝は「すでに支局に納めた。もう取り戻すことはできない」と答えた。その後、上記の3人の警官が再び張さんの自宅を捜索し、彼らの正常な生活をかき乱した。

 長年、迫害を受けてきた張さんは大きな圧力を感じ、体はますます衰え、今年1月4日にこの世を去った。張さんはかつて人望が高く、親しみ易く、某工場の工場長だった。法輪功を修煉してから、元気になり、家庭も睦まじくなっていた。

天津河西区の法輪功学習者が江沢民告訴のため、受けた迫害

 昨年12月5日の午後5時30分、天津河西区桃園派出所の3人の警官と居民委員会の1人が突然法輪功学習者、劉文英さんの自宅に押し入った。警官はビデオ撮影をはじめ「江沢民を告訴したのか」と聞いたのち、不法に家宅捜索をはじめた。劉さんは河西区派出所に連行され、15日間拘禁された。

 昨年12月5日、天津河西区の女性法輪功学習者・孟さんも河西区支局の警官に連行された。

 昨年12月6日の午前10時ごろ、河西区越秀路の法輪功学習者・黄津江さん(78歳)は越秀路派出所の桑傑、于など3人の警官に自宅で連行された。警官は法輪功の書籍と法輪功創始者の写真などを没取した。2人の老人は午後2時になって、やっと解放された。

 昨年12月7日、柳林派出所の警官は江沢民告訴を理由に劉淑鳳さんの自宅を訪れた。劉さんは彼らに悪事を働かないように善を勧めた。12月10日、2人の警官が再びやってきた。彼らは劉さんを派出所に騙して連行し、家宅捜索を行った。劉さんの母と妹は派出所に行き、劉さんの解放を求めたが、拒否された。劉さんは現在曹庄子留置場に拘禁されている。

 昨年12月8日午前、天津河西区の法輪功学習者・周玉シさんは土城派出所に連行され、家宅捜索された。法輪功の書籍とパソコン1台、プリンター1台を没取された。劉さんは15日間拘禁された。

77歳の中国宇宙飛行専門家は不当に7年6カ月間の懲役になった。

 昨年12月4日、天津南開区裁判所は中国宇宙飛行専門家の法輪功学習者・熊輝さんに対して、7年6カ月の懲役裁判を下した。熊さんは即時に上訴した。12月15日になって、家族が弁護士と話して、このことを知った。南開裁判所から判決文は届いてなかった。12月28日、熊さんの家族は南開裁判所を訪れ、担当者に判決文を求めたが、拒否された。担当者から「このような案件は判決文を渡さなくていい」と言われた。家族が強硬に主張して、最終的に裁判所は判決文を渡した。熊さんは、退職する前は、航天部8358研究所の副所長でありかつ研究員だった。中国宇宙飛行学会の理事で、国の特殊手当を受けていた。99年7月、江沢民集団が狂ったように善良な法輪功学習者を迫害しはじめた時、熊さんは高級知識人だった。宇宙飛行事業に非常に大きな貢献をしたにもかかわらず、迫害から免れることができなかった。熊さんの妻の劉さんは、生前8358研究所の高級エンジニアで、中国の航行ミサイル領域で傑出した貢献をし、航天部から二等功、三等功を受領していた。法輪功を修煉してから、劉さんは厳しい心臓病と強度な近視が治った。

 劉さんは長年にわたり、警官に絶え間なく、恐喝され、脅かされた。特に14年、熊さんが再び連行されたことは、劉さんを心身ともに大きく傷つけた。劉さんは日々やつれて行き、精神状態もますます悪くなり、熊さんが帰宅する日まで待つことができず、昨年3月3日に冤罪が晴れないまま、この世を去った。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/1/19/322419.html)
 
関連文章