中国・陝西省礼泉県の女性法輪功学習者が迫害死(写真)
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 【明慧日本2016226日】中国・陝西省礼泉(れいせん)県の法輪功学習者・陳淑賢さん(女性)は法輪功を学んでいるとの理由で、何度も連行され、2度も労働教養処分を受けた。2011425日、陳さんは宝鶏市で法輪功が迫害されている真相を人々に伝えた際、渭濵区公園路派出所の警官に連行された。その後、残酷な拷問を受けた陳さんは、数度も意識不明になったため、障害が残り、自立生活ができなくなった。そして、今年21日、5カ月間昏睡状態が続いた陳さんは、この世を去った。享年76歳。

陈淑贤遭迫害前
障害を負う前の陳さん
  陈淑贤遭迫害后
拷問により障害者になった陳さん

 陳さんは礼泉県の建陵郷に在住で、19974月、病気治療のため、法輪功を学び始めた。学んで1週間後、なかなか治らなかった婦人科疾患や頭痛、全身のしびれ症状、高血圧などが全快し、陳さんは元気な体になった。

 しかし、1999720日、当時の主席・江沢民は法輪功への迫害を引き起こした。陳さんは法輪功を学んでいるとして、さまざまな迫害を加えられた。

 20006月、陳さんは北京にある陳情弁公室に行って、法輪功を学んで受けた恩恵を話し、法輪功への迫害を停止するように求めたが、警官に不当に連行され、咸陽刑務所に送り込まれた。刑務所で長時間しゃがむ姿勢を強いられ、一日中をとうして饅頭一つしか与えられなかったために、陳さんは激痩せしてしまった。

 20011月、陳さんは街で人に法輪功の迫害の真相を話したため、地元公安局の警官に連行され、15日間拘留された後、西安市方新村女子労働教養所に送られた。同教養所で陳さんは毎日、16時間の労働を強要され、独房に入れられ拘禁されたり、ずっと長時間起立したままの姿勢で動いてわならず、立たされたりの迫害を受けた。

中共酷刑演示:拖拽
拷問の再現:髪の毛を掴んで、引きずられる

 20027月、公安局の警官は大雨の中、陳さんを連行しようとし、陳さんを家から外へ数百メートル引きずっていった。陳さんは髪の毛から足まで全身、泥だらけになった。公安局に拘禁された陳さんは2階にある鉄の籠に入れられ、3日間も飲み物も食べものも与えられなかった。

 2008630日夜10時、建陵鎮派出所の所長が三十数人の警官を率いて、陳さんの住む村に行き、陳さんと陳さんの娘、村に住む法輪功学習者8人を一斉に不当に連行した。

 その翌日、陳さんたちは麻薬更生施設に送られた。いかなる犯罪の証拠もなく、供述もないまま、陳さんは16日間拘禁された後、7月に陝西省女子労働教養所に送り込まれた。教養所側は陳さんとほかの女性学習者2人の入所を断ったが、警官が裏で教養所の警官に賄賂(お金)を送り、陳さんたちを無理やり教養所に入れ、1年間不法に拘禁した。

 教養所で陳さんは毎日、14時間の労働を強制され、ノマを達成しないときは、夜12まで労働を強いられた。警官は受刑者を利用して陳さんを殴打し、内容不明の薬物を飲ませたり、注射したりしたため、陳さんの高血圧が200mmHgまで上昇した。そして、教養所側が陳さんの家族から2万元を強請りとって、陳さんに「病気治療のための一時出所」という手続きをさせ、帰宅させた。

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)
拷問の再現:内容不明な薬物を強制的に注射される

 2011425日、陳さんは宝鶏市にいる妹の家を訪ね、近くの公園で人々に法輪功に対する迫害の真相を話したため、派出所の警官に連行された。警官は陳さんの髪の毛を掴んでビンタを打ち、陳さんをトラの椅子に座らせ、本を陳さんの頭の上に置いて棒で本を強く叩くなどの拷問を加えた。その結果、数度も意識不明になった陳さんは、椎骨が折れてしまい、障害者になった。

酷刑演示:老虎凳
拷問のイメージ図:トラの椅子に座らされる

 そして、昨年から今年にかけて、5カ月間昏睡状態に陥った陳さんは、21日午後2時に死亡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/2/22/324465.html)
 
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