二十数年前の医者に遇った
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文/大陸大法弟子

 【明慧日本2016年4月24日】私は急いでバスの停留所へ行きました。バスが近づいて来るのを見て走りましたが、10数歩の差で、バスが行ってしまいました。私は悔しくてしかたがなく、次のバスを待ちました。

 15分後、バスが来ました。私が乗ると「ここに坐ってください」と声が聞えました。私は「だれが私に声をかけているのでしょうか」と思いながら坐った後、隣の人を見ました。彼はまばらな白髪で、しわの多い顔をして、目玉に艶がありませんでした。話すとき、言葉がはっきりしませんでした。しかし、この厚い唇と高い鼻は私に思い出させました。私は「あなたはお医者さんのAさんですよね? こんなにやせたのですか? だれかわかりませんでした」と言いました。彼は「まあ、お話にもなりません。私は『三高』(高血圧、高脂血症、高血糖値)で、糖尿病が特に酷く、耳もよくきこえません。大きい声で話してください」と言いました。

 私はあまり信じられませんでした。彼は20数年前、私の病を治療したお医者さんなのでした。彼は私より10数歳年下です。当時、私は血圧が高く、リュウマチ、心臓病、坐骨神経痛、頸髄症、腰髄骨棘形成、常時微熱があり食欲がなく、不眠症に罹り、毎日薬を飲んていました。白血球が2800しかありませんでした。やっと定年になって、子供のところに移住しました。それからこのお医者さんに会ったことがありませんでした。

 私は「私があなたの常連患者だったことを覚えていますか」と聞くと、彼は「覚えています。あなたがバスに乗ってくると、私はすぐ分かりました、あなたは髪の毛が少しだけ白くなりましたが、20年前と比べ、若々しくて、とても元気そうに見えます。病気が治ったのですか? いったいどのようにしてこんな元気になったのですか?」と聞きました。私は彼に「私は幸運にも法輪大法に出会いました。修煉してまだ1年しか経っていない内に、すべての病が良くなりました。そしてこの20年来、私は病院に行ったことがなく、薬を一錠も飲んだことがありません。ずっと元気で、風邪もひかなくなって、2人の孫も私の世話で大きくなりました。奇跡でしょう」と答えました。

 彼は「奇跡!奇跡!ほんとうに奇跡です」と言いました。彼は声を抑えて「あなたは共産党員でしょう、まだ敢えて修煉しているのですか」と言いました。私は彼に「私たちはずっと騙されていました。今、目を覚ますべきです。法輪大法は人に真善忍に基づいて良い人になることを教えています。打たれたら打ち返さず、罵られたら罵り返さず、至る所で他人を優先に考えます。すばらしいでしょう。国にも人々にも百利があり、害が一つもありません。なんで邪悪でしょうか? 文化大革命が終わった後、共産党は『真実を話す』と提唱しました。そのために共産党の刊行物『赤旗』を『求是』に変えました。しかし、今は誰かが『法輪大法がすばらしい』というと、連行され、監禁され、裁判で酷刑を受け、解雇や退学をされ、さらに生きたまま臓器狩りをされます。そして家族や親戚も巻き添えになります。文化大革命より10倍、百倍酷い。この強い独裁の下で、毎回の政治運動で8千万人の中国人が亡くなりました。しかし、共産党は自分が永遠に『偉大、光栄、正確』であると言っています。あれらは中華民族に災難と変乱をもたらした幽霊です。私は早めに脱退しました。あなたも脱退しましょう」と言いました。彼は「よし、脱退します。私の周りにも法輪功の修煉者がいます、何度も薦められましたが、敢えて修煉しませんでした。今度、彼たちに会って教えてもらいます」と言いました。私は「初めて『転法輪』を読むときは、最後まで拝読してください。あなたはたいへん勉強になったと感じると思います。その後、修煉するかどうかを決めてください」と薦めました。

 私はバスを降りる前「私たちの縁が浅くないですね。あなたを祝福します」と言いました。彼は「ありがとう」と答えました。

 その後、私はこのお医者さんの奥さんの同窓生に遇いました。彼女は大法弟子でした。彼女の話しによると、このお医者さんは大法修煉に入り、とても精進しているそうです。

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2016/4/16/326722.html )
 
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