【明慧日本2016年5月30日】アメリカ・ミネソタ州第89級上院は、5月20日、SF2090議案を可決した。議案は信憑性の高い、継続的なレポートに基づき、中国共産党の下で行われている拘禁中の法輪功学習者からの生体臓器狩りについて強く譴責した。これは、アメリカ・ペンシルバニア州、イリノイ州、コロラド州、メーン州とデラウェア州に続き、可決された議案であり、中国共産党による生体臓器狩りの犯罪行為への譴責である。
ミネソタ州SF2090議案通過の音頭を取った上院議員2人と法輪功学習者との記念写真 |
議案は2年にわたって議論され、可決された。その期間、駐シカゴの中国領事館からミネソタ州上院へ妨害にやって来た人もおり、また、2回も手紙で法輪功を誹謗中傷したり、法輪功への迫害や生体臓器狩りを否定した。しかし、真相が広まるにつれて、中国共産党の虚言を見抜いた人が多くなり、彼らは法輪功学習者の立場に立ち、学習者と共に中国共産党による迫害を譴責し、迫害に加担した人たちに一致して法的裁きを受けさせることにも同意した。
「この議案は我が国の核心であり、アメリカの信条でもある自由の精神に届きました。我々はアメリカだけに関心を寄せているわけではなく、全世界にも関心を寄せています」「中国領事館から私の事務所を訪問した人がいて、彼らは迫害なんかやっておらず、生体臓器狩りの指摘を否定しました。しかし、多くの人がたくさんの、十分なほどの証拠を提供してくれており、それらの犯罪行為がいまだに続いていることを証明しました。我々はその犯罪行為を制止しなければなりません」「アメリカは信条の自由、人身の自由を尊重しています。我々は一束の光であるべきで、不公正がどこで起きても、不公正を明らかにさせ、それを制止するまで照らし続けます」と議案通過の音頭取りの一人である上院議員のダン・ホール氏が述べた上院での発言は、SF2090議案の注釈となるものである。
「生体臓器狩りを暴露したのは、この罪悪を制止する第一ステップです」「中国共産党は、全世界に向けてこの真相や罪悪を暴露されるのを恐れています」「SF2090議案は、強制的な生体臓器狩りを制止するのに役立ちます。我々は引き続き関心を寄せ、国際的な圧力をかければ、犯罪行為を制止できるはずです」と議案通過の音頭取りのもう1人、上院議員のアリスM.ジョンソン氏が述べた。「SF2090議案は始めたばかりの時には、駐シカゴの中国領事館からメッセージが届き、そして私の事務所にやってきて、この議案を阻止しようとしました。中国共産党からの妨害と誹謗中傷は、事実の前には非常にバカげている上、本当におかしなことです。大量の事実とデータによると、2000年~2008年の間、少なくとも6万5千人の法輪功学習者が、強制的に生体から臓器狩りをされました」
下記は、議案の一部を引用したものである。
「ミネソタ州の立法機関」が下記のことを可決した。
(1)中華人民共和国に要求する。すべての良心的な囚人や良心的な犯罪人、特に法輪功学習者や他の宗教信者、少数民族からの生体臓器狩りを直ちに停止すること。
(2)中華人民共和国に要求する。法輪功学習者への15年にわたる迫害を直ちに停止し、すべての法輪功学習者とその他の良心的な囚人を直ちに釈放すること。
(3)アメリカ大統領に要求する。中華人民共和国での生体臓器狩りについて、アメリカ国務院は全面的かつ透明な調査を直ちに行い、この人道に外れた犯罪行為を犯した人を直ちに告発すること。
(4)出国して臓器移植をしたミネソタ州の在住の市民の登録措置を取ること。
(5)実際の行動を取り、生体臓器狩りに参与した人は、アメリカに入国することを拒否すると同時に、それらの人はミネソタ州で告発されるものとする。