欧州「議会雑誌」、欧州連合は中共の臓器狩りに対して行動すべき
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 【明慧日本2016年8月6日】欧州議会議員は「欧州は『生体臓器狩り』について、中共との外交において重点議題にするべきで、この暴行を制止し、犯罪者を法の下で裁かなければならない。そうしてこそ中国との正常な関係を築くことができる」と話した。

 「欧州議会雑誌」は7月25日号で、記者マーティン・バンクス氏の文書を掲載した。文書は欧州議会のベテラン議員の話として「中共は良心犯を大量殺害して、彼らの臓器を摘出している。これは人道に反する犯罪である」と書かれている。

 文書はさらに「最近の報告で明らかになったのは、尊敬される学者の話として、中共は,不幸にも収容された数百万人の身体から臓器を摘出し続けている。そのため世界中から 臓器狩り停止の呼びかけがおきている」とも書かれている。

 専門家の調査では、2000年ごろから中共は毎年10万例以上の臓器移植を行っていることが明らかになっている。多くの臓器、心臓、肝臓やそのほかの臓器が良心犯の生体から摘出されている。

 欧州議会が先日この中共の「生体臓器狩り」について公聴会を行った。カナダの人権弁護士のデビッド・マタス氏、米国ベテラン記者のイーサン・ガットマン氏、カナダ元アジア太平洋局長のデビッド・キルガー氏が証言者として招かれた。

 先日3氏の共同調査で700ページにのぼる「血まみれの臓器狩り・大虐殺」と題する報告書(更新版)が発表された。この報告書は、中国の数百の病院移植データ、ネット情報、病院通信、医学論文を収集し、電話による医者への聞き取りを行った結果作成された。

 イーサン・ガットマン記者は先日、ブリュッセルの新聞記者クラブでの記者会見で「過去16年間、中共はすでに150万例の臓器移植を行っている。臓器のほとんどが良心犯からのもので、大多数が法輪功学習者で、彼らは生きた人間の臓器庫とされている」と述べた。

 「血まみれの臓器狩り・大虐殺」の報告書によれば、多くの医者が「一日がどれぐらいの臓器移植したかもう覚えていない」と話した。ある医師は「1日で6件の臓器移植したことがある」と話した。移植用の臓器は長くて数週間、短くて数日あるいは数時間で手に入るという。

 米国議会で先日通過した343号決議案で分かるように、中国で発生している系統的に良心犯の生体から臓器狩りしている行為、多くは法輪功学習者で、その他の宗教と少数民族が含まれるとの表現で、中国で臓器狩りしている事実が存在するといえる。

 「欧州議会雑誌」に報道された文書は、4月欧州議会超党派12人の議員が中国の臓器狩りを非難する声明文を議会に提出し、同時に議会にこの臓器狩りを独自に調査するよう求めたことにも触れた。目下、この声明文に署名した議員は過半数を超えており、ベルギー国現首相の父親ルイス・ミッシェル議員も署名している。

 前欧州連盟の専門家のミッシェル氏は「「『生体臓器狩り』の厳しい状況を考えて、早急に国際調査団を組織するべである」と話す。

 ミッシェル氏は、欧州議会のトンネ・ケラム議員、トマ・チェコフスキー議員に「中共の臓器狩りは証拠があって確実で、欧州は行動する必要がある」と話した。

 ミッシェル氏と2人の議員は「第一の任務として中国で発生している臓器狩りの規模を把握して、調査者から新たな証拠を入手する必要がある。そして我々は組織的にもう一歩調査を進めさせ、この迫害を継承した中国の現指導者にも調査を求める。良心犯を大量殺害して、彼らの臓器を売買している行為は、人道に反する犯罪である。欧州は『生体臓器狩り』について、中共との外交において重点議題にするべきで、この暴行を制止し、犯罪者を法の下に裁かなければならない。そうしてこそ中国との正常な関係を築くことができる」と話した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/7/30/332153.html )
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/7/31/158051.html)
 
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