【明慧日本2016年10月25日】中国・広東省東莞(とうかん)市の法輪功学習者・楊小明さん、余春学さん(61)は今月17日、懲役7年3カ月の不当な判決を宣告された。2人は市第二留置場裁判所の3階で不当な開廷をされ、楊さんは自ら弁護をした。
楊さんの弁護は下記の通りである。まず国家公安部、中央弁公厅および国務院弁公厅が定めた14種の邪教の中には法輪功が入っておらず、即ち法輪功は中国では合法である。法輪功は人々を善に導く大法であり、中国共産党は自分の都合で合法かどうかを決める権利はない、まして自分の法律に従い、迫害を加えることは違法である。また、自宅のパソコンやプリンターなどの私物は、すべて自分の給料で買ったものであり、一般家庭においてもごく普通の家庭用品である。どうして犯罪の証拠になるのでしょうか? 法輪功を学んでいるから、家には法輪功の関連書籍があるのは当然なことで、犯罪の証拠にもならないと思う。私は人にも社会にも良くない影響を与えていない。それで断罪(だんざい・有罪の判決を下すこと)されたなら、それは、本当に無実の罪である。
楊さんはさらに「私はどうして法輪功の文言が書かている紙を貼り付けたかというと、法輪功を学んでから、心身とも恩恵を受け、ここ十数年来薬を飲む必要がなくなりました。職場では毎年5000元の医療費を公費として負担できますが、健康を取り戻してから、それらの医療費を節約することができました。しかし、1999年の7.20以来、江沢民個人の嫉妬によって、法輪功への迫害が始まりました。最初、私は正規なルートを通して陳情しましたが、返事をもらうどころか、弾圧を受けました。それで仕方がなく、最も原始的な方法を使って無実を訴えました」と述べた。
裁判官と陪審員は楊さんの質問を避け、法律を濫用し、楊さんと余さんに、それぞれ懲役7年3カ月の重刑を宣告した。しかし、裁判官は2人が法律と行政の実施を破壊した証拠を一切挙げることができなかった。
楊さんと余さんは今年3月11日、南城で法輪功の資料を貼り付けた時、篁村派出所の警官に不当に連行された。楊さんの車は差し押さえられ、自宅も封印をされ、家財を押収されたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)