瀋陽市の派出所は同じ日に学習者9人を連行
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  【明慧日本2016年12月6日】遼寧省瀋陽市の派出所は11月14日、法輪功学習者9人を連行した。

 警官は11月4日、「法輪功のことを書いてある看板を立てた」との理由で、学習者・劉徳服さん(60代男性)、劉麗萍さん夫婦を連行し、家宅捜索をした。

 その後の11時ごろ、大南派出所の警官5人は徳服さんを連れて、学習者・呉乃英さんの家に行った。呉さんの家で一緒に法輪功の書籍を読んでいる学習者4人を連行し、家宅捜索を行った。

 同じ日、学習者・高波さんも連行された。

 その後、徳服さんは瀋河留置場に移送され、呉さんは第一留置場に移送された。徳服さんも呉さんも健康状態が悪化したため、現在、2人ともに瀋陽市の242病院に入院している。連行された李桂田さんは第一留置場に拘禁されている。

 同日の午後、瀋河区朱剪炉派出所の警官は、人々に法輪功の真相が載っているカレンダーを配った学習者・張清華(60前後女性)さん、莫洪艶さんを連行した。その後、警官らは張さんと莫さんの自宅に行って家宅捜索をし、大量の私物を押収した。2人は瀋陽市第一留置場に移送された。

 徳服さん、呉さん、張さんはかつて実刑判決を受けたことがある。

 徳服さんは1999年から法輪功を学び始め、「真・善・忍」に従って自分を要求し、周りの困っている人に手を差しのべ続けた。

 2012年12月9日、徳服さんは法輪功が迫害されている事実を人に伝える際、連行された。その後、大東区留置場に移送された徳服さんは、迫害により高血圧症、心臓病、脳梗塞を発症し、242病院に搬送された。

 2013年3月、徳服さんは不正な裁判を受けた。法廷で弁護士は法律、道義、人権などの角度から分析し、徳服さんの無罪を主張したが、徳服さんは3年の実刑判決を言い渡された。不服とした徳服さんは上訴したが、原判決を維持するという結果を出され、遼寧省新入刑務所に収容された。その1カ月後、本渓市渓湖刑務所に移送された。

 刑務所で徳服さんは受刑者に殴られ負傷して21針を縫った。毎日、12時間の重労働を強いられ、独房に拘禁され、「地環」(手錠で地面に固定する)などの拷問を受けた徳服さんは高血圧、心筋梗塞、脳血腫などの病状が現れた。

中共酷刑示意图:锁地环
   拷問のイメージ図 「地環」

  呉さんは優しい心の持ち主で、「良い人」と周りに評価されている人物である。

 2008年8月10日、呉さんはほかの学習者の家に訪ねたとき、警官に連行された。呉さんは家宅捜索をされて、洗脳班に入れられた。その後、呉さんは洗脳班から留置場に移送され、同年10月末、懲役4年の実刑判決を宣告された。留置場で迫害され、心臓病、高血圧症を発症した呉さんは、刑務所側に入所を拒否された。しかし、留置場側が刑務所側に1万元の現金を手渡し、2009年1月に呉さんを無理やり遼寧省女子刑務所に入れ込んだ。刑務所で奴隷労働を強いられ、拷問など加えられた呉さんは高血圧が220mmHgまで上昇し、刑務所病院に搬送されたという。

 張さんは2008年8月、ほかの学習者の家を訪ねる途中、警官に連行された。張さんはホテルに連行され、椅子に固定されて尋問を受けた後、瀋陽市留置場に移送された。

 2008年11月末、張さんは3年6カ月の判決を下され、2009年1月に遼寧省女子刑務所に収容された。さまざまな迫害を受けた張さんは長い間、昏睡状態が続いた。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/19/337896.html )
 
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