【明慧日本2016年12月25日】黒竜江省牡丹江市東寧県の法輪功学習者・苗福さん(45)は、2012年に県裁判所に懲役7年の不当な判決を宣告され、現在、牡丹江刑務所に拘禁され、残酷な迫害を受けている。
刑務所の警官らはスタンガン(高圧の電気棒)を用いて苗さんに電気ショックを与えた。また、苗さんはひどく殴られ、前歯が何本も抜けた。
2012年1月9日夜、県の法輪功学習者・王喜和さんは学習者・曹文波さんなど8人を乗せ、道河鎮に法輪功の資料を配りに行った際、鎮派出所の警官に身柄を拘束された。家族は610弁公室および国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、公安局の副局長を訪ね、無罪解放を求めた。しかし、怒られて同行した苗さんまでも連行され、県留置場に拘禁された。当日夜、警官らは苗さんの自宅を家宅捜査した。その結果、苗さんの母(70代)はショックのあまり、夜眠れず、食欲もなくなった。
苗さんは県国保大隊の警官に殴打され、そのため、頭に異常をきたし、多くの記憶を喪失し、立って歩くことすらも困難になってしまった。県公安局は2012年4月に苗さんの案件を検察庁に起訴したが、戻された。その後5月に、再び起訴した。
法廷上の苗さんは痩せこけて、意識がもうろうとしていた。さらに、腕、顔には傷があり、歩くことさえも困難となり、話す声は小さく、多くの記憶が喪失したようだ。国保大隊の警官に頭部を殴られてから、異常になったとしか覚えていない。
同年8月9日、県裁判所は家族と弁護士5人に知らせないまま、留置場で秘密裏に学習者8人に不当な判決を宣告した。そのうち、苗さんは7年、曹文波さん、王喜和さんと肖華さんは3年、呂玉蘭さんと梁君志さんは2年、許以力さんと張桂芹さんは1年6カ月の不当な判決を言い渡された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)