【明慧日本2017年1月25日】(河南省=明慧記者)河南省南陽油田の元職員の法輪功学習者・梁雲英さん(70)は、強制連行されて4カ月後の昨年12月中旬、当地の裁判所に5年の実刑を言い渡された。梁さんは判決に不服として即時に上訴した。
2016年6月1日、宛城地方裁判所は梁さんに対して秘密裏に公判を行った。後でこのことを知った弁護士と家族の努力により、8月26日の2回目の公判には出席することができた。
郭蓮輝弁護士と李弁護士は、法廷で法律に基づき梁さんが無罪であることを主張した。両弁護士は、1999年に制定された法律「邪教組織に関する取り締まり、邪教の活動防止並びに処罰に関する決定」について、最高検察院ならびに最高裁判所の解釈に対して反論を行い、法輪功は邪教ではないことを主観的・客観的に総合的・平和的に述べ、理性をもって最高検察院と最高裁判所の解釈は違法であることを鋭く指摘し、公安部が交付した14の邪教の中に法輪功の名前がないことを指摘した。同時に検察が提出した証拠では犯罪を立証できず、梁さんが人々に法輪功の資料を配布するのも個人の権利であり、法に反しておらず、如何なる人にも危害を加えていないと弁護した。
弁護士は裁判官に対して公正に法律を執行し、江沢民の手先になってはならないと求めた。弁護士の話を聞いた陪審員は、納得した表情で頷いていた。控訴人は頭を抱えたまま多く語らず、弁護士の弁護には意義がないと述べて、弁護資料を携帯で撮影していた。最後に弁護士は、裁判官に再三にわたって公正な法律の施行を求め、江沢民の手先になってはならず、自分に退路を残すよう忠告して、弁護資料を手渡し、資料を読み返すよう勧めた。
その後、裁判所は証拠不十分としてこの案件を検察に差し戻し、検察は警察に差し戻した。本来ならば梁さんは釈放されるべきだが、南陽市610弁公室と、政法委員会は三権分立を無視し、裁判所に圧力をかけ続けた。そのため梁さんは4カ月後、実刑5年の有罪判決を言い渡された。
梁さんは法輪功を修煉し続け、以前も洗脳・拘留・労働教養・刑務所での迫害を何度も受けた。今回も無実の梁さんは、5年の実刑を科せられ、日々の拷問に耐えなければならない。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)