天津市の法輪功学習者・耿冬さん、強制連行される(写真)
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 【明慧日本2017年1月25日】(天津の明慧記者より)もうすぐ中国の伝統的な旧正月を迎えるにあたり、人々は慌ただしく買い物をして、家族と団らんのひと時を過ごそうとしている。しかし、中国では善良で無数な法輪功学習者たちが信仰を放棄しないために、強制連行され刑務所で残忍な迫害を受け、家族との楽しい正月を過ごすことが出来ない人達が大勢いる。

 天津市の法輪功学習者の耿さんはその1人で、不当に強制連行されて1カ月が過ぎ、今は天津市西青区留置所に拘禁されている。

法轮功学员耿冬
  耿冬さん

 昨年12月7日、天津市青区警察官は運転中の耿さんの車を止め、何も言わずに予備タイヤを下ろし「法輪大法は素晴らしい」と書かれたバッジ14個を発見した。このバッジは耿さんの父親が生前に作ったもので遺品である。

 耿さんの父親の耿錫混錕さんも法輪功を修煉していた。彼は残酷な迫害を受け続けた。2004年収容所で絶食して抗議した際、耐え難い辛い灌食を受けて胃に2つの穴が開き、病院に搬送され治療を受けた。釈放されたのち警察官の尾行や監視に恐怖を覚え、身体が回復しないまま、昨年3月濡れ衣を着せられたままこの世を去った。

 昨年12月7日から8日にかけて、天津国家安全局の人員と警察官が連携して、ほぼ同じ時間帯に28人の学習者を強制連行した。その中には、85歳の高齢者も含まれていた。

 12月7日早朝8時ごろ、武清警察官は匪賊(ひぞく・集団的に略奪などを行う賊)のように多くの警官らを、学習者の楊玉勇さん宅に突入させた。そしてドアを閉め、楊さんの口に詰め物を押し込み、家の家財をひっくり返して家宅捜索をし、楊さん夫妻を強制連行した。

 情報筋によると、今回の一斉に強制連行されるに至るまでには、警官らは1年にわたり不当に盗聴し、尾行し、監視を行っていたという。

 昨年11月以来、天津国家安全局の人員、警察官、コミュニティ委員会の関係者、村の幹部らが、学習者に対して、頻繁に私生活に対する嫌がらせや強制連行を行っている。撮影しながら修煉の放棄を求めたり、もう修煉をやめるという保証書にサインするように強要したり、私有財産を押収したりした。

 このような卑劣な手段で学習者に対して迫害をした。情報筋に詳しい人の話によると、今回の大規模な強制連行は、学習者に対してより残酷な迫害を加えるのが目的としているという。

 先日、大紀元時報の取材を受けた余文生弁護士は「前にも学習者の弁護をした弁護士は、皆が知っているように、彼らは無辜(むこ・何の罪もないこと)の民であり・・・、彼らは信仰のために断罪され、全く根拠がなく、笑い話にもなりません」と話した。

 余弁護士は別の学習者の案件で着せられた「罪名」についても話した。「彼らは『法律の実施を破棄した罪』というが、彼らはどの法律を破壊したのか? 彼らは根本から犯罪に及んでいません・・・! これは政治的な迫害です」話した。

 耿冬さんが依頼した二人の弁護士も同じように見ていて「彼は何の罪も犯していません」と述べた。

 天津市警察官が強制連行した学習者28人の情報については、中国語明慧ネット「天津警察近期绑架近20位法轮功学员」を参考にしてください。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/1/20/341104.html )
 
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