吉林省公主嶺刑務所内の拷問と精神的な迫害
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 【明慧日本2017年1月28日】中国吉林省公主嶺刑務所内で、長年の間暴力、拷問、強制的に思想改造施設へ送り込み服従させるなどの手段で、法輪功学習者を迫害した。この刑務所は学習者に対する迫害の専門部署が設置され、独房、思想改造のための特訓チーム、集中訓練チーム(信仰を放棄しない学習者に対し、より残酷な迫害を加えるチーム)などが作られ、不当に拘禁された学習者に対しさまざまな迫害を加えた。

 自分の信仰を諦めない学習者に対し、特訓チームや集中訓練チームに入れ、従わない者には厳しい体罰を受けさせた。朝5時から夜9時まで、長時間に特製の細長い腰掛けに直立不動の姿勢で座らせ、ちょっと体を動かすだけで、警官が他の受刑者に指図して学習者を殴打させた。法輪功学習者の張倍奇さん、袁洪彪さん、付仁江さん、容文成さん、張印さん、鄭立軍さんなど、それぞれがこのような迫害を1年間あまり受け、体がひどく殴打され、痛めつけられた。学習者の齋福臣さんは指示に従わないため、命を失った。

 この刑務所は学習者に対し、さまざまな体罰、殴打、長時間にわたり睡眠を取らせないなどの迫害を加えた。強制的に「五書」(訳注:法輪功の修煉を放棄するための書類)を書かせ、それを書かない学習者に対し、ちょっとでも眠るとスタンガンで電撃したり、受刑者に指図して暴力を加えたりした。

 2012年5月17日、法輪功学習者・張倍奇さん、趙国興さん、付洪偉さん、楊春満さん、張印森さん、鄭立軍さん、容文成さん、馬平さんら数人は、特訓チームや教育科に閉じ込められ拷問された。特訓チームの警官は受刑者に学習者の倍奇さんを殴打するよう指示し、張さんは両足首から血が流れ、化膿し、歩けなくなった。学習者の趙国興さん、付洪偉さん、楊春満さんは1カ月間死人ベッドに縛り付けられた上、電撃を加えられた。また、この3人は5カ月間細長い腰掛けに座らせるなどの体罰を受けた。教育科の役人・呂伝宝、受刑者・呉奇などの数人は学習者の張印森さんを吊るし上げてから、スタンガンで頭部を含む体全体に1時間あまり電撃を加えたため、毎日マッサージ治療を受けたが、張さんは3カ月の間腕を上げることができなかった。 

 またこの刑務所の教育科は長期にわたって思想改造教育を行った。毎日学習者を集め一つの部屋に閉じ込め、強制的に法輪功を誹謗中傷するテレビ番組を見せ、中国共産党の宣伝を聞かせるなどの教育を受けさせた。学習者・呉亜軍さん、楊国輸さんはこのような精神的な迫害に反対し、自分たちの信仰を諦めなかったため、科長の王靭堅と幹事の張栄樺は他の受刑者に指図し、学習者・呉さんの全身を縛り付け地面に倒し、腰を曲げさせ、頭と両足を縄で縛って繋ぎ、腰を曲げたまま頭も上げられない苦しい姿勢をさせた。その上、呉さんは25時間の間、睡眠を全く与えられずにとてもつらい思いをした。

 学習者の朱継発さんが所持しているノートに、法輪功の内容が書かれていることが見つかり、科長の王靭堅と幹事の張栄樺から、特訓チームで2カ月間様々な迫害を受けて胆嚢炎になり、やっとそこから解放された。

 もっと多くの法輪功学習者が、この刑務所で拷問され迫害されているが、上記んに挙げたのは氷山の一角にすぎない。   

  (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)   

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/8/337347.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2016/12/9/160271.html)
 
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