明慧報告|2016年中国刑務所内での法輪功学習者の迫害実態のまとめ(4)
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 【明慧日本2017年2月9日】(前文続く)

 八、迫害に遭ったエリート達

被非法判刑的法轮功学员
判決を受けた社会でエリートの法輪功学習者たち

 ◎四川省嘉州刑務所は李暁波さんを迫害

 明慧ネットの昨年1月2日の報道によると、成都市の法輪功学習者・李暁波さんは、現在、楽山市嘉州刑務所に拘禁されている。李さんはかつて仁寿県の副書記、蒲江県の県知事を務めていた。

 李さんは法輪功を学んでいるとの理由で、2005~2012年の8年間、四川省徳陽刑務所に拘禁され、拷問され左目はほぼ失明した状態になった。2014年4月、李さんは法輪功の迫害の真相を民衆に伝えたため、再度懲役8年の判決を下された。

'李晓波'
李暁波さん

 2015年12月29日、李さんの弁護士は刑務所に行き、面会を求めたが、刑務所側に拒絶され、現地の610弁公室の証明が必要だと言われた。弁護士は憤怒した心境を隠さずに言った。「 弁護士は法律に基づいて行っているのであって、610弁公室は非合法の組織で、何に基づいて許可するのか? 私達のすべきことは邪悪を暴き出すこと、告訴することだ」

 ◎雲南省の声楽教師の何亜力さんは、雲南第2女子刑務所で迫害される

 明慧ネットの昨年6月28日の報道によると、法輪功学習者の何亜力さんは、2010年8月31日に連行され、懲役5年の判決を下され、2011年4月8日に雲南第2女子刑務所に拘禁された。何さんは長期にわたり拷問を受けた上、飲食に薬を投入されたため両手の感覚を失い、自力での生活ができなくなった。

 ◎重慶市の企業家・劉道権さんは、永川刑務所で危篤状態に陥る

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 明慧ネットの昨年6月5日の報道によると、劉道権さんは現在、永川刑務所で野蛮な灌食を受けるなどの迫害に遭い、危篤状態に陥った。劉さんの父親は刑務所に行った際「お前は永遠に息子に会えない」と嫌がらせを受け、面会を許されなかった。

'刘道权在重症监护室'
迫害で危篤状態になった劉道権さん

'酷刑演示:野蛮灌食'
拷問の実演写真:野蛮な灌食を受ける

 ◎甘粛省の電力エンジニア・陳旭中さんが、迫害される

 明慧ネットの昨年5月21日の報道によると、法輪功学習者の陳旭中さんは、2011年11月に連行され、懲役4年の判決を下され、甘粛酒泉刑務所に拘禁された。陳さんは、刑務所で重労働を強制された。主にブランド酒の箱を表装する作業で、手で直に毒性の物と触れる作業をさせられ、強烈な臭いが鼻を刺激したが、あらゆる防護対策は何一つなかった。

 ◎黒龍江省双城第3中学教師・康昌江さんは、呼蘭刑務所で苦しめられる

 康昌江さんは、2011年11月13日に自宅で連行された。現在、未だに刑務所に拘禁されている。康さんは神聖な教壇で生徒に教えるべきだが、刑務所で労役をさせられ、拷問で歯が3本しか残っておらず、顔色が真っ青になっている。

 ◎中学校教師の丁乾さんは、寧夏銀川刑務所で迫害で意識が朦朧とした状態になる

 明慧ネットの昨年2月25日の報道によると、丁乾さんは寧夏銀川刑務所で長期にわたり懲罰房に閉じ込められ、トラの椅子に縛り付けられ拷問を受けたため、意識がはっきりせず、いつもぼんやりしていて体の状態が心配される。

'酷刑演示:老虎凳'
拷問のイメージ図:トラの椅子

 寧夏銀川刑務所は最も残酷な方法で拷問をする刑務所の一つである。受刑者を選び、法輪功学習者を迫害させた。腰掛に座ることを強制し、食事を与えず、水を飲ませず、睡眠させず、トイレを制限し、罵り、殴打、性的虐待、洗脳(思想改造)をするなど、ありとあらゆる方法で拷問する。上記は、寧夏銀川刑務所でよく使われている拷問の方法である。

 ◎吉林省通化鋼鉄会社公安警察・張洪偉さんに13年の冤罪

 明慧ネットの昨6年2月11日の報道によると、法輪功学習者の張洪偉さんは、法輪功を放棄せず、人々に迫害の真相を伝えたため、2001年1月20日、懲役13年の重刑が下された。張さんは長春鉄北刑務所、吉林刑務所で拘禁され、伸ばしベッドで手足を引っ張られ浮き上がった辛い状態で放置され、睾丸を抓られ、灌食をされ、殴打されるなどの拷問を受けた。

'酷刑演示:抻床'
拷問: 伸ばしベッドで、四肢を引っ張り上げる

 ◎楊峰さんが山東省刑務所で迫害を受けている

 明慧ネットの昨年3月7日の報道によると、山東イ坊情報工学院の教師で法輪功学習者の楊峰さんは、済南市山東省刑務所で迫害され、身体が非常に衰弱している。

'杨峰'
楊峰さん

 ◎税務局の予備局長・吉暁東さんは、内モンゴル第4刑務所に拘禁されている

 明慧ネットの昨年3月28日の報道によると、吉暁東さんは法輪功を学んでいるとの理由で、2014年に懲役7年の判決を下され、内モンゴル第4刑務所に拘禁された。迫害により脳血栓になった吉さんは、梅毒患者の服を着せられ、梅毒に感染した。現在、吉さんは依然として刑務所に拘禁され、脳血栓と梅毒の二つの病気で苦しんでいる。

 ◎湖北省広水市地税局の幹部が刑務所に拘禁される

 湖北省広水市地税局の幹部で法輪功学習者の陳全竜さんは、昨年6月27日夜、突然、広水市の警官に連行され、沙洋刑務所に拘禁された。

 ◎茂名市のエンジニア・梁少琳さんは、7年間拘禁され、家族は救援を呼びかける

 梁少琳さんは2回目連行された後、懲役9年の判決を下された。現在、梁さんは広東省女子刑務所ですでに7年間拘禁され、すっかり様子が変わり骨と皮ばかりに痩せこけて、黒髪が真っ白になった。

'梁少琳'
梁少琳さん

 

 ◎中国銀行のマネージャー・傅雪氷さんは、広東女子刑務所で厳重に管理され迫害される

 明慧ネットの昨年8月8日の報道によると、広東省女子刑務所に拘禁されている法輪功学習者の傅雪氷さんは、労役で作らされている製品の中に法輪功の迫害真相の情報を入れたため、刑務所に厳重に管理され迫害されている。傅さんの家族はすでに7、8カ月以上傅さんと面会できないでいる。

 ◎経済専門家の孟祥竜さんは、秘密裏に沙洋范家台刑務所に送られる

 明慧ネット昨年11月25日の報道によると、孟祥竜さんは4年6カ月の判決を下され、秘密に湖北省沙洋范家台刑務所に送られた。

 ◎内モンゴルの第4刑務所は、多くの法輪功学習者を迫害

 明慧ネットの昨年7月20日の報道によると、内モンゴルの第4刑務所は、吊し上げ、電撃し、滅多打ちし、耳の中に虫を入れ、食事に唾を付け、口の中に大便を付けるなどの方法で法輪功学習者を迫害する。

 成都理工大学の卒業生の陳占国さん、清華大学の卒業生の張連軍さんなどの多くの社会のエリートの法輪功学習者は、内モンゴルの第4刑務所で迫害を受けている。陳占国さんはひどく迫害され、精神が破壊した。張連軍さんは植物人間になった。漢方医者・周金鵬さんは、懲役7年の重刑を下され、29日間立ったままの姿勢を強制された。教師の齊洪樹さんは電気ショックを与えられ、悲痛な叫び声は刑務所内に響き渡った。師範学院講師の宋開軍さんは踏みつけられ、足の爪を剥がされた。企業家の劉福安さんは休みなく労役を強制された。賈鳳玉さんは骨と皮ばかりに痩せこけた。王青林さんは様々な拷問で苦しめられた。建築専門学校の元校長の劉珍富さんは、電撃された。エンジニアの趙輝さんは、第4刑務所で7年間迫害を受け続けている。

 ◎元吉林省体育学院の教師・車平平さんが、迫害に遭う

 明慧ネットの昨年8月10日の報道によると、車平平さんは2013年10月18日に連行され、懲役4年の判決を下された。省女子刑務所で苦しめられた車さんは、骨と皮ばかりに痩せこけて、年寄のように腰が曲がり、自由に動けなくなった。

'车平平'
車平平さん

 ◎15年の冤罪、芸術家の于宗海さんは、刑期を延長される

 明慧ネットの昨年8月12日の報道によると、于宗海さんは2001年に懲役15年の判決を下され、牡丹江刑務所に拘禁された。黒龍江省牡丹江刑務所は「死亡収容所」また「人を食う刑務所」と呼ばれる。于さんは拷問を受けて、足を折られて呼吸困難になり、さらに拘禁の期間を延長された。

 ◎天津の女性技師は、迫害されて精神喪失し、死ぬ寸前である

 明慧ネットの昨年8月16日の報道によると、女性エンジニアの楊健さんは、懲役5年の判決を下され、天津市女子刑務所に拘禁された。楊さんは刑務所で様々な迫害を受け、日常茶飯事のように殴られ、1日が1年のように辛くて長く感じた。ある日、9人の警官らは不明な薬物を目や鼻に向けて噴射したので、楊さんは呼吸困難になり、死んだように倒れた。楊さんが目覚めた時、そばに死装束の黒色のワンピースがすでに準備されていた。

 ◎15年の冤罪、税務官の張東生さんは、ようやく出所できた

 明慧ネットの昨年8月18日の報道によると、懲役15年の判決を下された張東生さんは、昨年8月20日、ようやく15年の冤罪を終えて、解放された。

'张东生'
張東生さん

 

 ◎四川省80代の退職幹部・羅正貴さんは、二度の判決を下される

 明慧ネットの昨年9月20日の報道によると、退職幹部の羅正貴さんは、2013年9月12日、懲役4年の判決を下され、四川省五馬坪刑務所に拘禁され、最長者の服役者となった。昨年6月27日、81歳の羅さんは、2回目の冤罪を終えて帰宅したが、昔の家は鎮政府に占拠され、退職金はすべて凍結され、どうやって生活すればいいか、途方に暮れている。

 ◎攀枝花市の徐浪舟さんは、四川嘉州刑務所で迫害死

 明慧ネットの昨年12月2日の報道によると、徐浪舟さんは2012年3月18日、39歳の時に四川楽山嘉州刑務所で迫害され死亡した。

'徐浪舟和母亲'
徐浪舟さんと母親

 

 ◎工商銀行の人事部主任・スー予さんは、懲役6年の判決を下される

 明慧ネットの昨年8月30日の報道によると、瀋陽市の法輪功学習者のスー予さんは、懲役6年の判決を下され、遼寧女子刑務所に拘禁された。現在、スーさんは非常に痩せこけて、衰弱している。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/1/8/BE-340477.html)
 
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