上海の張秀英さんは拘束されて半年が経過
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 【明慧日本2017年2月9日】(中国上海=明慧記者)中国の正月は家族が集まり、団らんの日々を過ごす。どんなに遠いところに出稼ぎに出たとしても、必ず家に戻り家族と食事をし、団らんするひと時を楽しみにしている。しかし上海浦東楊園の法輪功学習者の張秀英さんは「真・善・忍」に基づき善い人になる道理を人々に伝え、事実と真相を明確に伝えたため、昨年7月に拘束されて半年が過ぎた。本来ならば、正月の食卓には張さんがいて、家族でお祝いして喜びの団らんを過ごすが、今は笑い声もなく、家族は皆、張さんのことを心配している。小さな孫はお婆ちゃんの行方をよく尋ね、家族は返事に困っている。

 張さんは以前病気に苦しみ、40歳で退職した。頚髄リンパ腫、小葉増殖、腰五関節増殖などの病気に罹り、腰を曲げることが出来ず、長時間座ると立つことも出来なかった。針、推拿、漢方薬などの治療を受けたが、効果はなく、腰の皮膚が黒く変色してしまった。手術を受ければ寝たきりの状態になる危険性が高いため、仕方なく病気に耐えていた。

 そんな状態の中、張さんは人の紹介で法輪功の修煉を始めた。しばらくして奇跡が起きた。長年張さんを苦しめていた病気が完治した。張さんにとって新たな人生が得られたようだった。それ以降、法輪功の要求に基づいて心を修め、善を尽くした。張さんは自営業を営んでおり、仕事においても、修煉してから人々に誠実に接し、公正な価格で販売し、客から多く金を支払われた場合は、その余分な金を客に返していた。家においても年配者に優しく尽くしていた。

 しかし99年7月、江沢民は嫉妬により、法輪功に対して全国規模で迫害を開始した。以後、居住区共産党委員会、610弁公室は張さんに対して幾度も、法輪功の修煉を放棄する保証書にサインするよう強要した。法輪功の中で恩恵を受けた張さんは、それに応じなかった。

 2001年8月20日、張さんは「法輪大法は素晴らしい」との標語を書いたため、5年の実刑判決を受けた。ショックを受けた夫は毎日飲まず食わずで寝ていた。両目が失明している姑は毎日息子を説得していた。一家は毎日涙を拭いきれず、その苦しみは言葉では表現できない。

 この期間中、張さんの家の玄関には法輪功を誹謗中傷するパネルが1週間以上置かれ、文化大革命の再来のようであった。張さんの母親は臨終のときも、娘の張さんに会うことが出来なかった。

 5年の冤罪による刑務所での暮らし、1800日にのぼる日夜、張さんは睡眠を剥奪され、長時間立たされ、座らされ、罵声を浴びせられ、虚言をもって騙すなどの迫害を受け、信仰を放棄しなければ毎日のように心身共に蹂躙され、極度の拷問を受けていた。絶えない誹謗中傷によって洗脳されると同時に重労働を強いられた。

 多くの人々は張さんの行動を理解できないようである。張さんの生活は安定しており、円満な家庭がある。家にいて孫の子守をすればいいのに、なぜ生命の危険を冒してまで人々に真相を伝えるのかと疑問視している。実のところ、残酷な迫害を受けているのは法輪功学習者や家族だけではない。現在社会全体の道徳が瓦解し、人々が利己的になり、冷淡になり、刹那的な生き方になったため、直接あるいは間接的に多くの社会問題がもたらされた。そのため中国において生存環境の破壊、毒入り食品、偽の商品が現れている。言い換えればすべての中国国民が迫害を受けている。法輪功学習者の真相伝えは、尊い中国人が素晴らしい未来を迎えられようにするためである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/7/342799.html)
 
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