山東省の劉淑清さんが不法な裁判に直面、兄は迫害死
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 【明慧日本2017年2月10日】山東省徳州市の法輪功学習者・劉淑清さんは、昨年10月5日に徳州市経済開発区で法輪功の資料を配布していた際に不当に連行された。現在、依然として徳州留置場に拘禁されている。

刘淑清
劉淑清さん

 中国最高裁判所は、2015年5月に「告訴があれば必ず受理し、立案しなければならない」という政策を公表した後、劉さんの家族は最高検察庁に迫害の首謀者・江沢民を告訴した。以下は、劉さんが書いた告訴状の一部の内容である。

 一家7人が法輪功を学び、価値観が変わる

 1997年、私達一家7人は法輪功を学び始めた。私は「真・善・忍」に従って自分に要求し、舅と姑に対して誠心誠意に親孝行をし、舅と姑も法輪功のすばらしさを実感した。

 1998年、私の村でトラブルが生じたため、村の幹部は食糧の納付を呼びかけたが、誰も納付しなかった。私達法輪功学習者は積極的に納付したので、ほかの村民も納付をはじめた。そのため、村の幹部はとても感動し、法輪功が迫害される中でも、ずっと私達を守ってくれた。

 私達の村の道路はもともと舗装されていないため、大雨で崩れた。私達学習者は、トラクターを運転しシャベルを持って、毎日早朝から汗を流し、村道を修復した。このような例は多くあり、ここではこれ以上、列挙しないでおく。

 家族全員が迫害に遭い、その内4人が亡くなる

 1999年7.20、中国共産党が天地を覆い隠すほど法輪功を誹謗中傷し、迫害をはじめた。私は5回連行され、1万元をゆすり取られた。長兄の劉秋生さんは、2002年に14日間滅多打ちにされて死亡した上に、臓器を摘出された。母と長姉の婿、次姉も迫害されて亡くなった。

 長姉は法輪功を学んでいるため、1年6カ月の労働教養を強いられ、苦しみを嘗め尽くした。長姉婿は長姉が不当に連行されたため、心痛のあまり屋根を修理していた時に転落し、その場で死亡した。享年41歳。

 次姉は法輪功を学んだ後、病気が治ったが、迫害で学ぶ勇気がなくなり、持病が再発し2014年10月にこの世を去った。

 弟夫婦は何度も北京に行き法輪功のために陳情したため、2人とも1年6カ月の労働教養を強いられた。

 私は法輪功の先生の潔白を証明するため陳情に行ったため、労働教養を強いられ1万2千数元の支払いを命じられた。99年12月、景県留置場に迎いに来た夫は、警官に騙され唆され、みんなの前で私を傷をおわせるまで殴り、そばで見ていた警官らは喜んだ。2000年12月末、私は再度上京して陳情し連行され、スタンガンで電撃され、4千元をゆすり取られた。

中共酷刑示意图:背铐、电击、棒打、踩踢
拷問のイメージ図:後ろ手に手錠をかけ電撃され、棒で殴られる

 長兄と兄嫁は北京に法輪功の陳情に行ったため、兄嫁は1年6カ月の労働教養を強いられ、長兄は14日の間、滅多打ちにされて死亡する。

 2001年末、一家は新年を迎える準備をしていた時、5、6人の警官が家に押し入り、私達姉妹は脱走したが、長兄は脱走できず警官に暴力を振るわれた後、母と一緒に連行された。僅か14日間、長兄は阜城県公安局の警官に無残にも殴り殺された。享年43歳。

 

刘淑清大哥刘秋生遗照
劉淑清さんの長兄・劉秋生さん

 阜城県公安局は、兄の16歳の息子を呼び出し、息子の前で父親の腹部を切り割いた。16歳の息子は驚いて動けなくなった。私と兄嫁、姉、母、弟が駆けつけた時、目の前の光景に驚いた。長兄は地面に横たわって、お腹は完全に大きく窪んでいて、各種の臓器がすべて摘出されていた。臓器はどこへ持って行かれたのか、不明である。

 このような酷い事実が、この21世紀の平和な時期に、中国でごく当たり前に発生している。なぜ良い人になることがいけないのか! 兄のような善良な人が、こんなにも無残に殴り殺され、かってに臓器を摘出されて、どこに道義があるというのか!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/1/18/341012.html)
 
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