米国 真善忍国際美術展が議会ビルで開催
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 明慧日本2017年2月18日】米国ペンシルベニア州の議会ビル大ホールで、1月4日から30日まで「真善忍国際美術展」が開催された。今年の初め、ペンシルベニア州の下院は中国共産党の生体臓器狩りを譴責する議案を提出した。今回の美術展はペンシルベニア州の政府要人および州政府の職員に、今世紀最大の迫害を理解させる機会を提供した。

 ペンシルベニア州の州都ハリスバーグに位置する議会ビルは、州議会、高等裁判所、州知事の事務所の所在地である。百年の歴史を誇るこの建築群は芸術の殿堂だと言われており、精巧な彫刻や壁画、天井画を施したガラスなどの作品がたくさんある。

 多くの州政府職員及び観光客は、美術展を鑑賞後、中国で発生している人権に対する迫害と中国共産党の臓器狩りに驚愕し、法輪功学習者への迫害を制止することと信仰の自由を求める正義の活動を支持した。

'图1~2:游客观看“真善忍”国际美展'
真善忍国際美術展を鑑賞する観光客

 美術展は強いメッセージを伝えている

 美術展の初日、西洋人女性のシャンタル・ムレンガさんは用事で州政府に来ており、この国際美術展はフィラデルフィアでも行われるかと尋ねた。スタッフは「そこは更に大きな都市で、そこでも行うべきだと思います」と答えた。彼女は法輪功が迫害を受けていることに強い関心を持ち、中国共産党の犯した臓器狩りを制止するための署名用紙に名前を書いた。

 州議員ドイル・ヘフリー氏の立法秘書リンダ・スクレイスク氏は「絵の中に描かれている迫害は恐ろしいことです。以前、中国共産党の臓器狩りに関する報道を見たことがあります。そしてヘフリー議員と討論したこともあります」と語った。ヘフリー議員は、今年提出した中国共産党の臓器狩りを譴責する議案の発起人の1人である。スクレイスク氏「さらに広く民間組織や、婦人組織及び教会などに真相を広く伝え、応援を求めてください」と法輪功学習者を励ました。

 「これらの絵は強いメッセージを伝えています」と州政府の1人の警官が言った。彼は『忍』という絵の前で足を止め、絵の細部まで長時間真剣に見ていた。その絵は「1人の西洋人の法輪功学習者が大雪の降りしきる中、ニューヨークのマンハッタンで中国での残酷な迫害を伝えるパネルを展示している」場面を描いたものである。立法補佐のマリリン・ジュラン氏は、法輪功の真相を聞いた後、「これは、ナチスがユダヤ人を虐殺したことと同じではありませんか」と言った。

 「絵の説明を全部見ました」と1人の警官は法輪功学習者に言った。「更に多くの人が見たら良いですね」と言った。学習者は「絵に描かれた物語は真実です。『パパがほしい』という絵が描いているのは、戴志珍さんと娘の法度ちゃんの話です。お父さんの陳承勇さんが迫害で亡くなった時、娘の法度ちゃんはまだ1歳未満でした。『不屈の精神』が描いているのは、テレビで真相を放送したことにより迫害され亡くなった英雄の劉成軍さん…」といろいろ説明した。

 真相を展示 深い内包

 今回の美術展では15枚の絵が展示された。その内10枚は法輪功が迫害を受けていることを反映する作品で、残りの5枚は真・善・忍の修煉の素晴らしさを展示する作品である。

 April V. Ashe氏はある議員の行政輔佐である。彼女は「これらの絵の内包は非常に深く、描かれた人物がはっきりしています。彼らの顔から真相が見えます」と語った。議会ビルに勤めている1人の男性は『静夜』(『学法』)の作品が大好きだという。「絵の中の若い母親が眠った幼い子供を抱いて、時間を作って法輪大法の著作を学習している。その真剣な表情、平和的な雰囲気が溢れているように感じます」と話した。

 1人の男性は法輪功学習者に「強いエネルギーを感じました。なぜか分かりませんが、これらの絵がとても好きです」と言った。学習者は「これらの作品の画家は皆、真・善・忍を修煉している修煉者ですので、彼らの作品には純正なエネルギーが伴っています」と説明した。

 議会ビルの従業員マーツさんは、美術展の作品を見た後、法輪大法を聞いたことはあるが詳しく知らないと言った。学習者は「法輪大法は真・善・忍を原則に、絶えず自分自身を昇華させる修煉方法です。健康改善に著しい作用がありますが、健康を改善するには自分自身の道徳を高めて、良くない思想を捨てることが肝心です」と説明した。マーツさんは納得したようで、法輪大法のパンフレットを受け取り、よく調べてみますと言った。

 残酷な迫害、人々が驚愕

 美術展の東側のホールに議会ビルの受付がある。1人の受付スタッフが、美術展の感想を耳にしたので、主催側の法輪功学習者に伝えた。感想の多くは作品の芸術レベルがとても高いことと、描かれた残酷な迫害に驚愕したことであった。

 学習者はスタッフに「これは中国大陸の17年来の真実の状況です。中国大陸の法輪功学習者は信仰を持つだけで、このような苦難を受けています。ただ人に真相を伝えただけで、多くの学習者が拘留所に収容されました。迫害で死亡した学習者も少なくありません」と語った。

 スタッフはこの話を聞いて「ここは立法機関ですので、議員達にも状況を知らせるべきだと思います」と言い、美術展が次にどこで行われるかも聞いた。今まで米国国会や欧州議会、及び多くの都市で行われたことがあると知った後、1日も早く法輪功への迫害の停止を願った。

'图3~4:州政府工作人员看完画展后,在呼吁制止中共活摘器官的征签表上签名。'
州政府の作業員さんは美術展を見た後、臓器狩りを制止するための署名用紙に署名した

 真相を広く伝え、迫害を制止する

 議会ビルで仕事をしているスディーブンさんは美術展を鑑賞後、中国共産党の法輪功への迫害に対して、理解できないと表した。「私にしてみれば、これらの人は静かに座禅し、良い人になることを目指しているのに、政府はなぜ彼らを迫害するのですか」。法輪功学習者は「中国共産党はいつも人の思想をコントロールしようと思っています。例えば、六四天安門事件後、学生を弾圧したことに対して、国民は政府への支持を表明をするように脅迫されました。法輪功は真・善・忍を信仰するので、中国共産党はこのような原則を守る人が多すぎると、思想をコントロールできなくなると思い、共産党政権に対する一つの脅威だと思われました」と答えた。

 また、スディーブンさんは「アメリカで迫害を暴露するのは効果がありますか」と聞いた。「それらは皆暴露されることを恐れています。中国共産党政権は無実の良い人を殺害し、良い人から生きたまま臓器を摘出して、世界中で販売しています。中国共産党は裏でこのような犯罪行為を、17年来ずっとやっているにも関わらず、否認しています」と学習者は答えた。

 スディーブンさんは真相を広く伝えることが、迫害を制止する最もよい方法だと共感した。またインターネットとメディアを多く利用するようにとアドバイスした。

 美術展の最終日、中国大陸から娘を連れて遊びに来ていた夫婦は、法輪功学習者から真相を聞いた。ご主人は中国共産党の組織に入ったことはないと言い、奥さんは喜んで共青団と少先隊から脱退することに同意した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/3/342638.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2017/2/4/162069.html)
 
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