貧しい村民に、法輪功の真相の映像を放映する茂さん
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 【明慧日本2017年2月22日】中国河北省の西北部のある村に、茂という盲人がいる。茂さんは自分の小さな店を経営し、生活必須品などを販売している。村民の中に、見えないけれども心優しい茂さんを、騙したり欺いたりする人は誰もいない。茂さんは独身で、結婚もせず、子供もいない。

 茂さんは、いつも鎮の街へ仕入れに行って、生活雑貨を購入してはそれを村に持ち帰り、わずかな利で生計を立てていた。ある日、街で法輪功学習者に出会い、法輪功についての迫害の真相を聞いた。真相を知った茂さんは、法輪功を支持し、迫害を受けている法輪功学習者に大変同情した。

 茂さんは法輪功学習者からもらった真相資料やDVDなどを持ち帰り、村民に渡そうとした。しかし、村人達はたいそう貧乏で、多くの人は映像を再生する設備や、ひいてはテレビさえ持っておらず、DVDがあっても再生することが出来ないでいた。この状況を見た茂さんは、自分がお金を出して1台の大型テレビとDVDプレーヤーを買い、無料で村の人々に、自宅で放映することにした。日が暮れると、皆は茂さんの家に集まり、映像を見るようになった。村の人々は映像を楽しみにしており、茂さんは自分は見えなかったが、我が家に来て村人が楽しんでいるのを見るのが嬉しかった。

 十数年前に、この貧しい村で、大型テレビを持っていた村人はほとんどいなかった。子供がいない茂さんが小さな雑貨店を開いて、いつも節約していた理由は、お金を貯め、老後の暮らしを支えるためだった。大型テレビ、DVDプレーヤーを買うのにある程度のまとまった額のお金が必要だった。真相が分かった村の人々は「村民皆のために、茂さんは大徳を積んだ。今生は盲人だが、来世は、必ずきっと目が見える健常者に生まれ変わるよ!」と言った。

 村民のために役立つことをした、善良で心優しい盲人の茂さんは、きっとこれから先も神佛に守られ、ご加護を頂くことだろう。茂さんは多くの村人に囲まれ、このごろ楽しい日々を送っている。それというのも、身体はどこも悪いところがなく、健康で、心配ごとも、悩みごともない毎日を暮らしているからだ。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/16/343128.html)
 
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