79歳の学習者は 懲役11年の不当な判決に
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明慧日本2017年2月22日】

一、79歳の法輪功学習者 懲役11年の不当な判決を宣告

 法輪功学習者の劉殿元さんは、相次いで5回不当に連行され7年間拘禁され、懲役4年6カ月の不当な判決を宣告されたことがある。その結果、放浪生活を余儀なくされた。現在、再び遼寧省建平県裁判所に懲役11年6カ月の不当な判決を言い渡された。劉さんの身体は極めて衰弱し、刑務所の収容条件を満たさず、瀋陽市第一刑務所に拘禁されている。

 昨年4月7日、劉さんは手枷を掛けられ、警官に支えられながら建平県裁判所に入廷した。連行される前に元気だった劉さんは、わずか数カ月後には痩せ細り、記憶力が衰退してしまった。劉さんは家族に会うと泣きながら、いわゆる証拠がすべてねつ造したものだと訴えた。また、記憶力が悪くなったために、事前に弁護の言葉を書いたのにもかかわらず、出てから初めて本日の開廷を告げられ、弁護の言葉を書いたものを置き忘れて来たと悔しがった。

 劉さんは当裁判所に「法律実施を破壊する罪」で懲役11年6カ月の不当な判決を宣告された。劉さんは上訴したいと表したが、家族は弁護士を雇うお金がないため、上訴の権利を奪われた。

 今年のはじめ、家族は刑務所を訪ね面会に行った。現在80歳になった劉さんは極めて衰弱して、囚人に車いすに押されながら出廷した。劉さんの妻・劉玉芳さんは学習者であるため、面会を禁じられた。妻は劉さんの安否を心配している。

二、劉さんが受けた迫害の実態

 1999年9月、劉さんは自宅で姉と本を読んでいた時、小城子派出所の警官に身柄を拘束された。劉さんは7日間断食し家に帰されたが、姉はショックのあまりほどなくこの世を去った。

 2000年6月14日、劉さんは自宅で小城子派出所の警官に連行され、16日間拘禁された。

 同月30日、妻の玉芳さんはいわゆる保証書を書かないとの理由で、小城子派出所の警官に不当に連行され、45日間拘禁された。

 2001年7月31日、劉さん夫妻は、内モンゴル寧城公安局と凌源公安局の国保大隊関係者に、不当に連行された。殿元さんは「『三書』を書くならすぐに家に戻れるが、書かないのなら判決を下してやる」と脅迫された。結局、殿元さんは懲役7年の不当な判決を宣告され、内モンゴル赤峰の刑務所に拘禁された。当時の殿元さんは65歳で、毎日十数時間、労働教養を強いられただ働きさせられた。さらに、刑務所の精神病院の独房に送られ、死人ベッドに7日間縛られた。そのほか、毎日十数種類の不明な薬物を飲まされ、1日2回のペースで約1年間継続して飲まされた。その結果、65キロだった殿元さんは痩せこけてしまった。

酷刑示意图:死人床(死刑床)
拷問イメージ図:死人ベッド

 一方、妻の玉芳さんは凌源留置場に連行され、3カ月の断食で衰弱して家に帰された。しかし、3カ月後、再び小城子派出所の警官に連行された。2002年1月、遼寧省馬三家労働教養収容所に送られ、3年拘禁された。16歳の娘も同時に連行されたが、十数日後に家に戻された。

 玉芳さんは迫害されて数回吐血し、水すらも飲めず、呼ばれても反応がなくなった。警官と刑務所の医者は玉芳さんに実費で治療するようと命じたが、玉芳さんのカードには8角(13円)しかなかった。

 2004年8月5日、家に帰されてわずか1カ月後、玉芳さんは赤峰刑務所へ夫に会いに行くことを決意した。運賃がないため、空気入れに、主食、水と10元(160円)を持って自転車で向かった。200キロあまりの距離を、15時間自転車に乗ってようやく刑務所に着いたが、面会日ではないとの理由で拒否された。玉芳さんは泣きながら何度も関係者にお願いしたが、相手にされず仕方がなく自転車で戻った。

 2008年7月31日、気息えんえ(しわがれ声)の劉さんは刑期満了で家に戻された。しかし、痩せこけて腰をまっすぐにして立ていることが出来ず、毎日、喀血していた。

 2010年10月12日、劉さん夫妻は同時に連行された。殿元さんと妻はそれぞれ懲役4年6カ月、4年の不当な判決を宣告され、建平留置場と遼寧省女子刑務所に拘禁された。

 2015年11月9日、殿元さんは再び建平公安局に身柄を拘束され、何も証拠がないまま、懲役11年6カ月の判決を言い渡された。

 殿元さんは1995年から法輪功を学び始めた。以前、座骨神経痛、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気は短い期間に完治した。劉さん夫妻は2015年7月に事故に遭い、玉芳さんの額は窪み、左足を骨折した。殿元さんの左足は粉砕骨折し、腰にも大きなダメージを受けた。医者と警官は30万元(およそ480万円)の賠償を求められると判断したが、2人は運転手のことを考えて、賠償請求をしなかった。毎日煉功続けて、1カ月後、2人とも回復した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/17/343213.html)
 
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