検察は起訴を取り消し 学習者の酒長迎さんが無罪釈放
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 【明慧日本2017年3月14日】河北省冀州市の法輪功学習者・酒長迎さんと王元昇さんは昨年10月20日、冀州鎮派出所の警官に連行され同市留置場に拘禁された。その後、警官らは2人の家をそれぞれ家宅捜索した。

 酒さんが連行されると、家族は公安局に行って、酒さんの解放を求めたとき、警官に「保釈制度が無くなった。『天が中共を滅ぼす』の横断幕をかけたことで、判決を受けるべきだ」と言われた。

 留置場に拘禁されている間、酒さんは毎日、10時間の労働を科せられた。

 裁判所は昨年11月22日、酒さんと王さん2人に対して開廷する予定日だったが、原因不明で遅れた。そして、1月17日午前、冀州区裁判所は酒さんと王さんに対して、不正な裁判を行った。

 裁判は朝9時から始まり、法廷で弁護士2人は法律に基づき、酒さんと王さんの無罪を主張した。

 酒さんは開廷前の審議で、自己弁護し、法輪功を学んで受けた恩恵を話した。

 裁判後、弁護士は裁判官に 「今日の法輪功学習者に対する迫害行為は、将来の罪の証拠になります」と答弁した。

 2月10日、冀州区検察庁は酒さんの起訴を取り消したため、酒さんは無罪釈放され帰宅した。しかし、検察庁は酒さんに3カ月に1回、冀州鎮派出所に顔を出すようにと要求した。

 酒さんは法輪功を学ぶ前、短気のせいで家族たちとのトラブルが絶えず、それに神経痛、頚椎骨増殖症、不整脈、腰の圧迫骨折などの多くの病気を患って、辛い日々を過ごした。

 1998年3月、酒さんは知人から法輪功を紹介され、『轉法輪』を読んだ。それから、酒さんは真・善・忍に従って自分を律すると、性格も変わり穏やかな家庭を築き、知らないうちに病気も治った。

 しかし、1999年7.20、江沢民が法輪功の迫害を引き起こした。酒さんは法輪功の無実を陳情するために、北京に行ったが、そこで迫害を加えられた。

 十数年来、酒さんは何度も不当に連行され、2度も労働教養処分を受けた。労働教養所の迫害により、傷を負った酒さんは、仕事をする体力さえなくなったという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/23/343441.html)
 
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