天津市の学習者・郭宝花さん 刑務所で侮辱され滅多打ち
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 【明慧日本2017年3月21日】天津市の法輪功学習者・郭宝花さんは、2015年6月に不当に懲役3年の判決を言い渡された。天津女子刑務所に拘禁された郭さんは、囚人服の着用を拒否したため、警官と監視役に侮辱され滅多打ちにされた。

 警官・許麗穎はハサミで郭さんの服を背後から切り裂き、すべての服を引き裂いた。郭さんは上半身を1枚のタオルで巻き、下半身はショーツだけの姿になった。皆が作業に出ている昼の間、大隊長・于珍は郭さんを便所に行かせず、わざと朝晩の人数が多い時間帯に皆と一緒に便所に行かせた。目的は全監区のすべての人に郭さんの囚人服を拒否した見せしめの姿を見せ、郭さんを侮辱することにあった。

 郭さんが生理の時、受刑者から生理用品を借りることを許されず、足にも血が流れ落ちた。警官はまた郭さんと同じ監室の受刑者全員を巻き添えにし、毎日12時間の労働を強制し、時には夜中の12時まで作業をさせ、翌日には通常通り働かせた。受刑者たちは耐えられなくなり、恨みを郭さんに向けて発散し、腹いせに郭さんを罵ったり、殴ったりした。

 ある日曜日の午前、受刑者の郭莉瑩(積極的に法輪功学習者を迫害したため減刑された人物)が引率して、全組の受刑者が郭さんに対して暴力を振るい、郭さんを打倒した。少年犯の韓琪月は郭さんの髪を掴んで平手打ちをし、刑事犯の寧小花は郭さんの顔を力強く踏みつけ、詐欺犯の呂珊連は蹴ったり殴ったりしながら囚人服を無理やり郭さんに着せた。

 郭さんは「転向」を拒否したため、睡眠を許されず、立ったままの姿勢を強要された。ちょっとでも目を閉じると、指で唇を弾かれ、硬い紙の棒で頭を叩かれた。毎日蒸しパン1個とひと齧(かじ)りの漬け物だけが支給され、郭さんの顔はみるみる血色が悪くなり、灰色になった。


拷問の実演写真:電気棒で電撃を与え転向を強要

 2001年、郭さんを「会議に参加する」と騙し、思想改造施設に連行した後、1年6カ月の労働教養を強いた。そして、天津板橋女子労働教養所で迫害を受け、さらに1年の刑期を延長された。警官は郭さんを吊し上げ、暗い懲罰房で1カ月以上閉じ込め、また郭さんの両腕を極限まで引き伸ばした上、それぞれの両腕を金属の暖房設備に手錠で固定した。2003年4月1日、警官らは数本の電気棒で同時に郭さんに電気ショックを与えた後、木のかごに数日間閉じ込めた。

 2014年12月9日、郭さんは北京で法輪功に対する迫害の真相シールを貼っていたとの理由で、北京朝陽区公安支局の警官に連行され拘禁された。2015年6月19日、郭さんは家族に知らされないまま、秘密裏に懲役3年の判決を言い渡された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/2/28/343629.html)
 
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