【明慧日本2017年3月26日】北京密雲区太師屯派出所の警官は、1月2日、太師屯鎮で建築資材店を経営している法輪功学習者・夏淑芳さんを不当に連行し、現金4044元と真相資料を押収した。夏さんは現在まで不当に拘禁されたままでいる。地元の住民150人が夏さんを釈放するようにと署名した。
地元住民の150人分の署名
今回の連行は夏さんにとって2回目の不当な連行である。密雲610弁公室・国保大隊と太師屯派出所の警官が企んだことで、密雲610弁公室は夏さんを陥れた。密雲610弁公室・国保大隊は、劉淇や汪顕勇などが後ろ盾となり、手当たり次第誰でも捕まえ、法に従い国を整えることは密雲区では通用しないと声明した。
担当の警官・胡金偉に夏さんを捕まえた理由を聞くと、夏さんが法輪功の資料を配ったことを告発されたので、新たな司法解釈に従い捕まえたと言明した。
これに対し夏さんは、司法解釈は法輪功とは関係ないし、これは邪教に対する条例である。法輪功は「真・善・忍」に基づき道徳を向上させ、家庭や社会に有益なものである。さらに、法輪功をするもしないも自由意志によるものである。中国共産党こそが国民を欺き、政府の宣伝機関を利用して民衆を洗脳し、正真正銘の邪教であると反論した。
夏さんは告発者に資料を渡したことがないので、告発される理由はないと自ら言った。また警官が書いた記録を読むと、自分が知らない事情まで書かれており、事実でないのでサインしないと言った。
1月9日午後5時頃、夏さんの長女・賈宏波さんは密雲県北庄派出所からの電話を受け、北庄派出所に状況を調べに行くことを要求した。当時警官は夏さんが太師屯派出所に捕えられたが、北庄派出所に事情調査が必要だと説明した。賈さんは警官に捜査する時捜査令、出頭するとき出頭令が必要で、関連書類を見せてくれるかと聞いたが、警官はただ事情調査をしたいと答えた。賈さんはもし時間があれば行くが、なければ行かないと言った。
2015年7月、夏さんは北庄派出所に江沢民への告訴を確かめるという口実で不当に連行され、後に密雲留置場に送られ、7日後解放された。それから北庄派出所、北庄610弁公室、暖泉会村委員会、密雲留置場、太師屯派出所の警官らは、少なくとも7回電話をかけたり、直接夏さんの家に行き家族を脅かした。そして、圧力をかけたり嫌がらせをし、夏さんに修煉をやめる保証書を書かせようとしたが、夏さんはこれをすべて断り、否定した。
今年1月2日、太師屯派出所は告発されたという理由で夏さんを連行し、夏さんの家に行って家族に嫌がらせをし、口供(こうきょう・口頭で述べること。また、被告・証人が述べた事を書きつけた書類)で騙し、翌日、夏さんを密雲留置場に拘禁した。
夏さんの兄の法輪功学習者・夏付利さんは、昨年8月太師屯派出所に告発されたとの理由で不当に連行され、12月に懲役1年半の不当な判決を下された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)