【明慧日本2017年3月26日】山東省莱西(らいせい)市の法輪功学習者・李淑蓮さん(64歳女性)、張春蘭さんは今月9日午前、月湖小区で賃貸物件を探していた際に法輪功が迫害されている真相を伝えたため、派出所の楊秀清などの複数の警官により不当に連行された。12時、李さんは自宅を家宅捜索され、多くの法輪功の資料、関連書籍を押収された。張さんも家のドアを壊されて警官に押し入られ、家宅捜索された。午後6時、張さんは莱西市留置場に、李さんは即墨普東留置所に送られて拘留された。李さんの多くの家族や親戚は派出所や公安局の関係者に解放を求めたが拒否された。
公安局は14日に李さんの案件を検察局に提出したが、検察局に他の事情があったため逮捕を許可しなかった。
職権を濫用し、不当な連行、家宅捜索、刑事拘留、公民の言論自由、信仰の自由、人身の自由を制限するなど違法な警官に対して、李さんの夫は弁護士に依頼し、莱西市検察局に告発した。検察官は法輪功の案件だと目にすると「国家の政策によって告発は受理しない。公安局へ告発しに行って」という口実で弁護士を追い払った。弁護士と李さんの家族らは公安局へ行ったが、またもや受理されなかった。
李さんは莱西市院上の村民である。村は小さく、貧困で、近年バスが運行し始めたばかりで、村民の大多数は野良仕事で生計を維持している。
李さんは常に自家の農具を村民に貸している。また、数年来、李さんは村民に理容の無料サービスをしており、行動が不自由な高齢者に対しては家を訪問して、理容の無料サービスをしている。農業が繁忙期のとき、李さん夫婦は自家の仕事を終わらせた後、他の村民たちをあちこちと助けている。李さんは周辺の村でも有名な良い人だと知られている。
その後、李さんは県都市に移り、老人ホームでアルバイトをしていた。そこで、李さんは立派な仕事ぶりで好評を博し、高齢者たちから「自分の娘より親しい」と称賛された。ある経理の人は「1人で5人分の仕事ができる」と李さんを称賛した。
李さんはいつも楽観的で、孫娘を送迎する道中でも、重い荷物を持っている通行人を見かけたら、必ず助けてあげる。他人を助けるのは李さんの習慣である。李さんの対人関係に対しては「これほど良い人は1万人に1人と見つからない」という高い評判がある。
これほど良い人が、法輪功が迫害されている真相を伝えただけで投獄されている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)