【明慧日本2017年3月27日】北京市の法輪功学習者・肖連紅さんは昨年12月26日、朝陽区裁判所に懲役2年の不当な判決を宣告されたため、中級裁判所に上訴し、市第三中級裁判所に受理された。今月16日、肖さんは第三中級裁判所に懲役1年を宣告された。
かつて、肖さんはひどい胃病、十二指腸潰瘍などの病気を患っていた。1998年、肖さんと夫は法輪功を学び始め、病気は完治した。家族は肖さんの変化を見にし、法輪功の素晴らしさがよくわかった。
昨年7月21日朝6時15分ごろ、東バイ派出所の警官5人が肖さんの自宅に侵入し、何の証明書の提示もなく、肖さんの身柄を拘束した。さらに、警官らは法輪功の関連書籍、DVDなどの私物を押収した。当日の夜、肖さんは北京市朝陽留置場に移送された。
8月26日、市検察庁第一支院は肖さんへの逮捕状を発付した。10月25日ごろ、朝陽公安局支局は肖さんを罪に陥れるための案件を区検察庁に提出した。12月26日、肖さんは市朝陽裁判所の温楡河法廷で不当な裁判が行われた。
法廷中、肖さんは正々堂々と自らが法輪功を学んで恩恵を受けたことを伝え、法輪功を学ぶことは罪にはならない、法曹機関の関係者に中国共産党と江沢民グループによる法輪功への迫害こそ間違っていると告げた。
肖さんの弁護士・余文生さんは、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)は監視・尾行・盗聴・家宅捜査・拘禁などの非正当な方法で肖さんの情報を入手したことや、法輪功学習者の信仰の自由を剥奪することは違法で犯罪であると指摘した。
余さんは、肖さんはいなかる法律も犯してはいない。しかし、法曹機関係者らは法律を犯し、人権を踏みにじったと述べた。
今年1月3日、朝陽裁判所は家族に判決書を受け取りに来るようにと連絡した。そこで、肖さんが懲役2年の判決を宣告されたことを知った。
肖さんは判決を不服とし、1月9日に上訴した。今月16日、市第三中級裁判所は、肖さんの弁護士に判決は懲役1年に改めたと知らせた。刑期は今年7月20日に終了となる。
弁護士の指摘の通り、肖さんはいかなる法律をも犯してはいない。しかし、市第三中級裁判所は懲役1年と刑期を減刑したが、本質は変わらず、法律を執行する立場にありながら故意に法律に違反していることになる。