天津市の学習者・元エンジニアが迫害で解雇され拘禁
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 【明慧日本2017年3月31日】3月21日午後、天津市に在住する法輪功学習者・黄禮喬さんは、浜海刑務所で家族と共に同伴した弁護士と面会した。その間、看守は黄さんが家族と弁護士と話しを交わすことを禁じ、刑務所で受けた拷問などの悪事がばれないように、ちょっかいを出した。

 3月21日、同刑務所の刑務所科長・劉輝安の手配により、黄さんが午後1時半の面会時に、弁護士と話すときに書き記すことさえ禁じられた。そして、弁護士は黄さんと会い拷問されたかどうかを聞くと、横から看守ら5人が割り込んで来て、話しを中断させた。その上、黄さんが手紙を弁護士に渡そうとすると、看守に禁じられ手紙を押収された。さらに看守らは、弁護士が書いていた講談録に自分と刑務所に不利なことを削除させ、書き直しを命じた。
 
 3月22日午前9時、弁護士は黄さんの家族と共に訴状を天津第一中級裁判所に渡し、訴訟の申請をした。
 
弁護士と黄さんの家族
 
 黄さんは、天津無縫鋼管会社の元エンジニアであった。法輪功の真相をを伝え、信仰をやめないという理由で、これまでに幾たびも迫害を受けてきた。
 
 黄さんは、労働教養所にいた間、会社に正当な理由なしに雇用契約を破棄され解雇された。2010年4月、黄さんは会社を訴えて、6月21日、天津東麗裁判所法院に審理をしてもらった。

 このことで、天津市610弁公室の人員らは、黄色さんへの迫害を強化し、尾行や監視を行った。2012年4月7日、黄さんが法輪功の真相資料を宣伝したところ、連行された。5月頃、不当な拘禁など迫害を拒否し、断食をしていた黄さんは、死の寸前まで灌食を強いられた。

 9月26日、天津市河北区裁判所は、黄さんに対して不正な裁判を実施し、懲役7年の判決を言い渡した。そして、天津西青刑務所へ移送され、さらに、天津浜海刑務所へ移監された。
 黄さんは刑務所において再審を求め続け、自分の冤罪を晴らすことをあきらめなかった。しかし、いくら求めても、いくら訴状を書いても、刑務所に却下され無視された。

 黄さんの妻・葛秀蘭さんは夫を救出するために、司法機関や刑務所、刑務所管理局を往復していた。しかし、政府機関のどこも葛さんを断るどころか、かえって、ちょっかいを出したり、脅かしたりした。その上、理由もなく25日間も身柄を拘束され、5年の間夫との面会を禁ずるとさえ言われた。

 葛さんは、刑務所管理局に自分が5年間夫との面会を禁ずる脅し文句を暴露し、司法部門の悪意とした対応を訴えた。その後、黄さんはやっと5年の刑務所生活を受けたあと妻と会えることができた。
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/27/344806.html)
 
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