明慧ネット報道 2月72人の法輪功学習者が判決を受ける
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 【明慧日本2017年3月31日】明慧ネットの今年2月の報道によると、中国国内ではまた72人の法輪功学習者が不当な判決を下され、そのうちの60人が不当な裁判にかけられた。

 遼寧省は最もひどい迫害の地区で第1位となり、18人の法輪功学習者に対して、不当な裁判を行い、判決を下し、裁判、判決の総人数の27%を占めている。

 迫害を受けた法輪功学習者の中には教師、専門家などの社会的にもエリートな人が多くおり、すべて真・善・忍を遵守し良い人になることが理由で判決を受けた。

 中国共産党は罪を覆い隠し、ネットを封鎖しているため本文の数字はすべて一部の統計である。

 本文の情報は今年2月6日~2月28日の間、明慧ネットで発表した文章によるものである。

 一、明慧ネット2月の報道より、72人の法輪功学習者が判決を下された

图1:明慧网2017年2月报道72名法轮功学员被非法判刑

図1:2017年2月、判決を受けた法輪功学習者の人数と地域別の分類表

 判決の最もひどい区域の順位は、第1位の遼寧省13人、第2位の山東省7人、3位の四川省6人、甘粛省6人である。

表1:32都市で不当な判決が下された実例の統計表

都市

判刑人数

都市

判刑人数

大连市

8

沈阳市

1

兰州市

5

敦化市

1

武汉市

4

松原市

1

承德市

4

鞍山市

1

营口市

3

济南市

1

长春市

3

烟台市

1

成都市

3

威海市

1

深圳

3

老河口

1

周口市

3

河源市

1

永安市

3

江门市

1

青岛市

2

廊坊市

1

潍坊市

2

焦作市

1

南充市

2

连云港

1

苏州市

2

宝鸡市

1

大兴安岭

2

贵溪市

1

咸阳市

2

巴中市

1

 

 判決を下された都市の順位は、第1位の大連市8人、第2位の蘭州市5人、3位の武漢市4人、承徳市4人である。

 中国共産党は、法律の看板を掲げながら法輪功を迫害している自分たち関係者の罪悪の暴露を最も恐れているため、公安局・検察庁・裁判所などの部門は、あらゆる手を尽くして弁護士の弁護を阻止している。2月に判決を下された学習者の中で、少なくとも5人の弁護士が通知書を受け取っておらず、1人の弁護士は法廷に入ることさえ拒否され、もう1人の弁護士は遅く知らされたため、地方から法廷に行くのに間に合わなかった。

 迫害の実例

 実例1:四川省成都市の姉妹2人は懲役7年の重刑を下され、警官は「控訴すればするほど重刑を下す」と脅した

 四川省成都市の姉妹の魏再慧さんと魏再秀さんは、14カ月拘禁された後、懲役7年の重刑を下された。今年2月9日の夜、家族はようやく情報を知った。その同日に、魏再慧さんの夫・陳光忠さんは自宅で警官に連行され、3年の懲役を言い渡された。

 魏再慧さん、魏再秀さん、陳光忠さんの3人はすべて控訴を望んでいる。警官は「控訴すればするほど重刑を下す」と脅し、阻止しようとしている。

 魏再秀さんはかつて膝関節の冷え症を患い、年中綿布で保護しなければならず、とても苦しんでいた。法輪功を学んだ後一度も再発したことがなく、全身が軽くなった。魏再秀さんは法輪功の教えである真・善・忍の理念に対して揺るぎなく固く守り続けている。

 2015年5月27日午後2時頃、成都市華陽鎮派出所の二十数人の警官は扉をこじ開けて、魏再慧さんの家に侵入して法輪功の書籍、迫害の真相資料、コンピュータ、プリンターおよび現金などを押収し、そして、魏再慧さん、魏再秀さん、陳光忠さんの3人を連行した。3人は誰もが全員殴られ、尋問を受けた。

 法廷の上で、魏再慧さんは警官に自白を強いられ、殴られ、また家財を押収されたことを訴えた。

 実例2:江沢民を告訴したとの理由で、楊艶月さんは秘密裏に懲役3年6カ月の判決を下される

 今年2月12日の情報によると、河南省焦作市の法輪功学習者・楊艶月さん(73)は、2015年6月に江沢民を告訴したため、昨年8月25日、焦作市橋南派出所の警官に連行された。その後、焦作市解放区検察庁、裁判所に秘密裏に懲役3年6カ月の判決を下された。

 いつ判決を受けたか、楊さんはどこに拘禁されているか、家族には一切知らされなかった。数日前、家族はようやく懲役3年6カ月の判決を受けたことを知ったが、他の情報は依然として何も分からないままである。

 2007年、楊さんは秘密裏に懲役8年の判決を下されたことがある。

 実例3:いい加減な裁判――罪を認めればすぐ解放するが、罪を認めなければ判決を下す

 山東省煙台市の開発区裁判所は今年2月17日、法輪功学習者・郭偉霞さん、孫明霞さんに対して裁判を行った。司法官は「罪を認めればすぐ解放するが、罪を認めなければ重い判決を下す」と公言した。

 郭偉霞さんは、自分が法輪功を学ぶことは罪にはならず、固い意志で罪を認めないため、懲役1年6カ月の判決を下された。

 昨年1月29日、郭さん(30代)は孫明霞さんと一緒に外出し、迫害の真相資料を配布していた時、罪に陥れられ、連行され家財を押収された。警官は郭さんの家から押収した2枚のDVDを証拠として、郭さんを煙台市福山留置場に連行し1年1カ月余り拘禁した。

 期間中、郭さんの家族は留置場に行き解放を求めたが、留置場側は郭さんとの面会さえ許さなかった。仕方がなく、家族は弁護士に委託した。

 孫さんの夫・鄒徳用さんは、コンピューターのエンジニアで、法輪功学習者でもあり、2015年4月12日、迫害の真相を伝えたため、北京市昌平区裁判所で懲役3年の判決を下され、今なお刑務所に拘禁されており、家に残されている中学生の子供が1人ぼっちでいる。

 二、明慧ネット2月の報道より、60人の法輪功学習者が不当な裁判にかけられた

 明慧ネット2月の報道の統計によると、60人の法輪功学習者が不当な裁判にかけられ、中国の16省、自治区、直轄市に及んだ。その中で、39人が弁護士に依頼して無罪の弁護をした。2人の弁護士が法廷で阻止された。3人の学習者は江沢民を告訴したとの理由で裁判にかけられた。

 迫害の最もひどい省の順位は、遼寧省の18人、山東省の7人、陝西省の7人、雲南省の5人、天津市の4人である。

 25の都市が迫害に参与した。最もひどい都市の順位は、大連市の10人、宝鶏市の6人、玉渓市の5人、営口市の4人、青島市の4人である。

图2:明慧网2017年2月报道60名法轮功学员被非法庭审

図2:明慧ネット2月の報道より、60人の法輪功学習者が不当な裁判にかけられた

表2:25の都市が裁判を行った実例の統計表

都市

不当裁判人数

都市

不当裁判人数

大连

10

廊坊市

1

宝鸡市

6

西安市

1

玉溪市

5

佳木斯

1

营口市

4

双鸭山

1

青岛市

4

深圳市

1

乐山市

3

河源市

1

武汉市

3

白银市

1

沈阳市

2

南通市

1

衡水市

2

松原市

1

烟台市

2

银川市

1

鞍山市

1

禹州市

1

抚顺市

1

长沙市

1

济宁市

1

 

 

 迫害の実例

 実例1:遼寧省鞍山市の教師が不当な裁判を受ける

 遼寧省鞍山市の教師、法輪功学習者・孫敏さんは、今年2月17日、立山区裁判所で不当な裁判を受けた際、3人の身内だけが傍聴することを許された。孫さんの弁護士は法廷に質疑した後、法廷は休廷した。

孙敏
孫敏さん

孙敏获得的荣誉证书

孫敏さんが獲得した栄誉証書

 孫さん(50)は、今まで多くの科学研究プロジェクトに参加し、数多くの栄誉証書を獲得した。しかし、法輪功を学び、真・善・忍の道徳理念を堅持するため、何度も迫害を受け、九死に一生を得た。

 2000年10月、孫さんは鞍山市鉄東区長甸派出所の警官に連行され、馬三家労働教養所に送られた。期間中、孫さんは長時間立つ姿勢としゃがむ姿勢を強制され、持ち上げられて何度もコンクリートの地面に投げ落とされ、トイレに行くことを許されず、睡眠を剥奪され、暴力を振るわれ、電気棒で電気ショックを与えられ、針で刺され、髪の毛を掴まれて壁にぶつけられ、頭蓋骨に2カ所ひびが入り、後頭部の骨が打ち砕けた。

酷刑演示:打毒针(绘画)

拷問のイメージ図:毒を注射される

 2012年11月、遼陽留置場で孫さんは繰り返し苦しめられ、不明な薬物を注射された後、胃腸に異変が起こり、目がものを見る時に変色してはっきり見えず、昏睡状態になり、生命の危険に晒されたため一時出所した。

 昨年6月28日、孫さんは自宅周辺で鞍山市の警官に連行され、6万元の現金を押収された。

酷刑演示:灌粪便

拷問の実演写真:便を注がれる

 鞍山市女子留置場で、孫さんの両手を後ろに縛ったままで、大小便の時には監視役が常に手伝い、屈辱的な嫌がらせを受けた。孫さんはいたる所を強くつねられたため、全身が青紫色のアザだらけになった。また、不明薬物を食べ物に投入されたり、大便を無理やり口の中に注がれた。あらゆる拷問で苦しめられた孫さんの体重は、痩せ細り三十数キロまでしかなかった。

 実例2:寧夏のエンジニアは不当な裁判にかけられ、弁護士は無罪の弁護をした

 銀川市のエンジニアで法輪功学習者・謝毅強さんは、賀蘭県で連行された5カ月後、今年2月17日に不当な裁判にかけられ、2人の弁護士は根拠ある無罪の弁護をした。

 検察官は弁護士と謝さんの弁護を無視し、610弁公室と政法委にコントロールされ、事前に用意された起訴状を読み上げるだけだった。

 2人の弁護士は司法官と検察官に事実を尊重し、法律に基づき、理性と良心で正しい選択をして欲しいと強調した。法廷は裁判結果を出さなかった。

 53歳の謝さんは、寧夏特殊設備検査所のエンジニアで、かつて不当に3年の労働教養を強いられ、懲役4年の判決を下されたことがあり、拷問を受けて、二度生命を失うところだった。謝さんの母は悲しみと憤(いきどお)りの中で亡くなった。謝さんの公職は剥奪された。

 三、経済的にも破綻させられる。中国共産党の裁判所、公安部門の人員が現金17万3千元をゆすり取る

 明慧ネット2月の報道の統計によると、8つの省、直轄市の裁判所の人員と警察官がゆすり取った現金は17万3千元に上った。中国共産党の法廷での罰金は、いかなる法律的な根拠も全くなく、単に金品をゆすりとる行為である。

表3:2017年2月、中国共産党の法廷で明示された警察官がゆすり取った現金の統計表

省市

法廷での罚金

警官がゆすり取った額

辽宁

 

7万元

河北

6万元

 

重庆市

1万5千元

 

湖北省

1万元

 

吉林省

5千元

 

四川省

5千元

 

山东省

5千元

 

黑龙江

3千元

 

合计

17万3千元(法廷での罚金が10万3千元,  警官がゆすり取った金額が7万元)

 

表4:14人の法輪功学習者が裁判所、警官に現金をゆすり取られた統計表

氏名

省市

罚金

警官による略奪額

孙敏

辽宁省

鞍山市

 

6万元

韩国海

辽宁省

营口市

 

1万元

于大力

河北省

承德市

2万元

 

边群连

河北省

承德市

2万元

 

于海龙

河北省

承德市

1万元

 

姜玉环

河北省

承德市

1万元

 

张晓波

重庆市

 

1万元

 

陈玉

重庆市

 

5千元

 

汪锁仙

湖北省

武汉市

1万元

 

张秀珍

四川省

南充市

3千元

 

黄大贵

四川省

南充市

2千元

 

张文福

吉林省

长春市

5千元

 

刘培志

山东省

潍坊市

5千元

 

曲淑云

黑龙江

大兴安岭

3千元

 

合计

17万3千元

 

10万3千元

7万元

 迫害の実例

 実例1:河北省承徳市の于大力さんたち法輪功学習者4人が重刑を下された

 承徳市の法輪功学習者・于海竜さん、辺群連さん、姜玉環さん、于大力さんたちは、昨年7月8日の夜、法輪功への迫害の真相を伝えるため承徳県に行った際に連行された。

 于海竜さん、辺群連さん、于大力さんは、承徳県留置場に拘禁され、姜玉環さんは承徳市留置場に拘禁された。

 7月8日の夜、承徳県国保大隊の警官は、于海竜さんの家で家宅捜索を行った時、法輪功の書籍150冊、ノートパソコン、プリンターと迫害の真相資料を押収した。

 今年2月15日、河北省承徳県の公安局・検察庁・裁判所は、共同して4人の学習者に対して不当な判決を下した。于大力さんに懲役6年の判決を下し、罰金2万元の支払いを命じた。辺群連さんに懲役6年の判決を下し、罰金2万元の支払いを命じた。于海竜さんに懲役4年の判決を下し、罰金1万元の支払いを命じた。姜玉環さんに懲役3年の判決を下し、罰金1万元の支払いを命じた。

中共酷刑示意图:浇冰水

 拷問のイメージ図:氷水をかけられる

 承徳県留置場で、于大力さんは頭から氷水をかけられた時、ちょっと動いただけで警官に蹴られ、割れたたらいにぶつけて負傷し、足を12針も縫った。

 現在、于海竜さん、辺群連さん、姜玉環さんの家族は、承徳市中級裁判所に控訴した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2017/3/15/344314.html)