【明慧日本2017年4月3日】山東省濰坊市高新区の法輪功学習者・戴秀芳さん(67歳女性)は、先月7日に姑を訪問しに行く道中で、警官により不当に連行された。留置場で拷問を受けて鎖骨を骨折し、肋骨も4本骨折し、腕の骨も深刻な状態で骨折し、時々吐血しており、生活面で自立できなくなった。
連行
先月7日午後1時過ぎごろ、戴さんは姑を訪問しに行く道中で、突然複数の背が高い男達が現れて来て四面から取り囲み、戴さんを殴打しながら車の中に引きずり込んだ。いきなりの連行に遭遇して戴さんは呆然となり、しばらく経ってから正気に戻ると、両手をすでに背中に回され手錠を掛けられ、その両腕を極限の高さまで引き上げられていることに気づいた。
高齢の戴さんは私服警官に乱暴に扱われたにもかかわらず、彼らに真相を伝え、「自分や家族の将来のためにこんな悪いことをやめた方がいい」と強く勧めた。しかし、警官達は聞く耳を持たないどころか、口汚く罵りながら戴さんを連行して行き、濰坊市留置場に送った。
拷問を受けて数カ所を骨折
留置場に着いた後、4人の警官は戴さんの腕を捻っり回し、肱で戴さんの肋骨やみぞおちを突き飛ばし、強い力で戴さんを机の上に押さ付けて採血した。その際、ボギという音がして骨が折れた上、戴さんは吐血した。これらの健康診断が終わった後、戴さんは動けなくなり、左腕の全体が腫れ上がり、肘から手首までの骨が突き出てきて、鎖骨と肋骨も骨折した。それでも、手当のないまま戴さんは留置場に入れられた。
中国共産党による手錠、足かせの拷問のイメージ図 |
戴さんは深刻な状態になったため、自分のことさえできなくなり、時々吐血をした。さらに、手錠を掛けられ足かせを嵌められ、手錠と足かせが一緒に繋がり、終日腰を曲げたままの状態で放置された。5日間留置場に拘禁された後、4人の警官の護送で再び病院へ検査しに行ったが、検査の結果を戴さんに知らせなかった。
同月12日、濰坊市高新区警察署からの知らせが戴さんの娘に届いた。娘は戴さんを連れて病院で検査した結果、鎖骨が折れ、4本の肋骨を骨折し、腕の骨も深刻な状態で折れていると聞かされた。
戴さんは2015年9月に連行されたことがあり、娘が警察署の警官や検察局の役人らに何度も豪華な宴会を催したり、お金を支払ったりした。その後、戴さんは1カ月の間拘禁されてからやっと解放された。1年後の昨年9月に、警官達は再び連行や判決の話を娘たちに聞かせ、恐喝して8千元を強請り取った。戴さんは2人の娘たちに迷惑をかけないようにやむを得ず家を離れた。それにも関わらず、警官達の娘たちへの恐喝電話は終わらなかったという。70歳近くの老人が、ただ「真・善・忍」に従って身を律しているだけで、これほどまでに残忍な迫害を受けている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)