2人のパーキンソン病患者の異なる結末
■ 印刷版
 

文/中国江蘇省の大法弟子

 【明慧日本2017年4月8日】文字が読めない張さんは75歳の農村の女性で、2013年にパーキンソン病を患ってから頭や手が震えてやまず、さまざまな治療方法を試しましたが、効果がありませんでした。

 3月のある日、私は友達の家で張さんの娘さんと会い、雑談の中で娘さんに法輪大法真相を伝えました。彼女は半信半疑で「法輪大法が素晴らしいということを他の人からも聞きました。母はパーキンソン病に罹ってから病状がますます悪化してきました。煉功をすれば本当に完治できますか?」と聞きました。私は「法輪功は病気治療を目的とせず、人々に『真・善・忍』という宇宙の特性に従って道徳水準を高め、良い人になるようにと教えられています」と言いました。彼女は「母はとても善良な人です」と答えました。私は「それなら、あなたのお母さんに、誠心誠意に『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と念じるように教えてあげて下さい。きっと誠実に行えば顕著な効果が現れます! 時間があるたびに念じて下さい!」と言いました。

 当日の夜、張さんは娘から伝えられた通り、真面目に『法輪大法は素晴らしい! 真・善・忍は素晴らしい!』と念じ始めました。そもそも病気のせいで眩暈(めまい)や嘔吐がひどい張さんは、1日中念じてから、もっと激しく嘔吐するようになり、一晩中何回も起きては吐きました。『法輪大法は素晴らしい!』を念じれば楽になると思っていた張さんは、病状がさらに悪化したことに失望し、朝起きてからテーブルに伏せて泣きました。ご主人は焦り出して、彼女に病院で点滴を打ちに行くように促しました。

 看護士は「一昨日受診してから数百元の薬を買われたばかりではありませんか。それが霊薬だとでも思われていますか。これは神経の病気なので、治療しにくいのです。現状を維持できるだけでも幸いですよ」と言いました。張さんはその一連の話に驚かされて、もう治療をやめると意地を張りました。

  その後、張さんは直接私に会おうとして、たまたま友達の家にいるときに、自分の大変な1日を話してくれました。私は携帯していた『私たちは未来に告げる』という光ディスクを友達の家で彼らに流して見せました。張さんがご主人と一緒に帰ろうとするとき、私はご主人に一冊の『轉法輪』を渡し、奥さんに読み聞かせるように言いました。その時、張さんは手の震えが止まったことに気づき、興奮して私に次々と感謝の言葉を述べました。私は「私ではなく、私たちの師父に感謝してください!」と言いました。

 ご主人は教育を受けた人で、同僚から大法の真相を聞いたことがありますが、しかし、中国共産邪党を恐れていて、脱党する勇気がありません。でも同僚からもらった「法輪大法は素晴らしい!」と書かれている紙切れを2年余りずっと家に置いています。私は彼に「それなら、仮名で脱党しましょうか?」と聞くと、ご主人は「いいえ、本名で脱党します」とあっさりと返事してくれました。

 3日後、私は友達と一緒に農村まで張さんを見舞いに行くと、彼女の病状のほとんどが消えていたことが分かりました。彼女は私の両手を握って「李先生に感謝します! これからの私はもう病気にかかることはないでしょう」と嬉しそうに言いました。私は「どうしてわかりますか?」と尋ねると、彼女は「こんなに重い病気も治ったのです、これから、私は時間があればずっと『法輪大法は素晴らしい!』と念じていきますから、絶対に病気になどなりません」と答えました。彼女の誠意に満ちた表情を見て、私はにこっと笑って「よい事を他の人たちにも教えて下さいね!」と言うと、彼女は「もちろんですよ。優しい心を持って初めて福報を得ることができますから」と言いました。

 私は注意深く張さんを観察してみましたが、彼女の頭がまだ少し軽微に揺れ動いていることに気づきました。数日後、私たちは再び張さんを見舞いに行くと、彼女の病気は完治していました。彼女は「主人があの本をひと通り読み聞かせてくれました。私は李先生の言われたお話のすべてが真実だと信じます」と言いました。張さんの妹も数年前に同じ病気を患い、その苦痛に耐えきれず川に身を投げて自殺してしまい、張さんは自分もその結末になるのではと心配していたそうです。

 1カ月前、私は再び2人の年配者に会いに行きました。彼らは喜んで迎え、張さんはすっかり健康を取り戻していました。張さんが言うには、ご主人は『轉法輪』を一回読んだだけで腰痛が治り、大法の不思議さに感嘆したそうです!

 私にはパーキンソン病の同級生が1人います。同僚で友達でもある彼女は政府の公務員で、中国共産党の害を深く受けていたため、私から何度も大法の真相を聞きましたが、笑顔を見せるばかりで何も言いませんでした。実際、迫害が始まる前、彼女も何日間か大法を学びましたが、共産党による迫害を恐れていたため、修煉を諦めました。

 彼女の病気が重くなったと聞き、私は何度か彼女を訪ねて、中国共産党からの脱退を勧めました。しかし、彼女は2カ月に1回、数百キロも離れている病院に治療に行き、苦痛に悩まされながらも、脱党を一向に承知しませんでした。治療を受ければ受けるほど、彼女の病気は重くなる一方でした。近頃では、人を見分けることもできなくなり、薬物に頼って延命しています。とうとう、長年共に苦労をしてきたご主人までもが体調を崩してしまい、家政婦と交替で彼女の世話をしている始末です。

 同じパーキンソン病ですが、結果は明らかに異なってしまいました。一方では早々に全快し、もう一方では重病に陥り、家族までもが巻き込まれました。2人の大法に対する態度がまるで反対で、信じてやってみるかどうか、善し悪しの選択、判断が異なり、このような全く違った結果になり大きな差異になりました!! あなたはどちらが良いですか、どちらを選びますか!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/10/29/318281.html)